●中生代【ちゅうせいだい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
中生代
ちゅうせいだい
Mesozoic Era
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デジタル大辞泉
ちゅうせい‐だい【中生代】
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世界大百科事典 第2版
ちゅうせいだい【中生代 Mesozoic era】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
中生代
ちゅうせいだい
Mesozoic era
地質時代区分で、現在から数えて二番目の代。古生代と新生代の間の約2億5217万年から約6600万年までの約1億8617万年に相当する。イギリスの地質学者J・フィリップスが1841年に命名した。この期間に形成された地層・岩石を中生界という。中生代(界)はさらに3分され、古いほうから三畳紀(系)、ジュラ紀(系)、白亜紀(系)となる。中生代の始まりと終わりは、動物界におこった大きな変革で定義されるが、これらは広範な陸化がおこった時期とも一致している。古生代末には三葉虫、四放サンゴ、紡錘虫など多くの動物群が絶滅し、腕足類、ウミユリなども大きく衰退した。中生代にはアンモナイト、ベレムナイト(矢石、箭石(やいし))、巨大な爬虫類(はちゅうるい)(恐竜など)が大発展を遂げるが、これらも中生代末には絶滅して、現在に近い新生代の動物と交代する。この白亜紀と次の古第三紀の境界(K-T境界。英語の白亜紀の頭文字Cがカンブリア紀、石炭紀の頭文字Cと重なるため、ドイツ語で白亜紀を意味するKreideの頭文字Kと、英語で第三紀を意味するTertiaryの頭文字Tと組み合わせた呼称。古第三紀の英語Paleogeneの頭文字Pと組み合わせてK-P境界ともいう)の大量絶滅の原因については、現在ではメキシコのユカタン半島への大隕石(いんせき)の衝突による全球的地球表層環境の激変に帰せられている。植物界の大変革は動物界に先駆けておこっている。中生代は全体として裸子植物が繁栄した時代であったが、白亜紀後半はすでに被子植物の時代に入る。中生代は、古生代末に成立した超大陸パンゲアが次々に分裂、移動を始めた時代であった。ヨーロッパや大西洋両岸の地域は比較的静穏であったが、環太平洋地域ではプレートにのって運ばれた陸塊が周辺の大陸地殻に衝突、付加し、これに関連して激しい地殻変動や火成活動、変成作用が生じた。有用な鉱床の形成もこの時代に多い。
[速水 格・小澤智生 2015年8月19日]
『市川浩一郎他著『改訂新版地史学 下巻』(1967・朝倉書店)』▽『木村敏雄・速水格・吉田鎮男著『日本の地質』(1993・東京大学出版会)』▽『ドゥーガル・ディクソン著、小畠郁生監訳『生命と地球の進化アトラスⅡ デボン紀から白亜紀』(2003・朝倉書店)』
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精選版 日本国語大辞典
ちゅうせい‐だい【中生代】
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