●九十九里平野【くじゅうくりへいや】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
九十九里平野
くじゅうくりへいや
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デジタル大辞泉
くじゅうくり‐へいや〔クジフクリ‐〕【九十九里平野】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
九十九里平野
くじゅうくりへいや
千葉県中東部、太平洋に臨む広大な海岸平野。九十九里浜とこれに並行する下総台地(しもうさだいち)末端の崖(がけ)に挟まれた平野で、九十九里浜平野ともいう。平野の幅は約7~10キロメートル、長さは60キロメートル、海岸線に並ぶ十数列の砂丘列があり、砂丘の間に低湿地が点在する。下総台地から流れ出る小河川は多いが、いずれも排水が悪く、また干害常襲地域でもあって水田農民は苦しめられてきた。1951年(昭和26)に平野北部に大利根用水(おおとねようすい)が引かれ、1965年には平野の中南部に両総(りょうそう)用水が完成して、いずれも利根川の水が安定して供給されるようになり、米どころともなっている。北部の旭(あさひ)市付近は近世に椿海(つばきのうみ)が干拓されて「干潟八万石」という水田地帯となった。現在、平野全域にキュウリ、トマトなどの園芸農業が盛んであり、北部ではマキの植木生産や養豚に特色がある。
[山村順次]
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