●予防接種【よぼうせっしゅ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
予防接種
よぼうせっしゅ
vaccination
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知恵蔵
予防接種
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デジタル大辞泉
よぼう‐せっしゅ〔ヨバウ‐〕【予防接種】
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栄養・生化学辞典
予防接種
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世界大百科事典 第2版
よぼうせっしゅ【予防接種 preventive inoculation】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
予防接種
よぼうせっしゅ
prophylactic inoculation
preventive vaccination
感染症の予防方法の一種。あらかじめその病原体からつくられた物質(ワクチン)を経皮的・経口的に体内に入れる(接種する)ことで免疫(抵抗力)をつけておくこと。実際にその病原体と触れた場合に感染したり、重症化しないよう、予防することをさす。ただし、予防接種の効果は完全ではない。
ワクチンはその性質により、生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイド(不活化に含めることもあり)に分けられる。生ワクチンとは、病原性を弱めたウイルスや細菌を用いたもの、不活化ワクチンとは、ウイルスや細菌を集めて精製したあと加熱や薬剤処理によって病原体の活力を失わせたもの、トキソイドとは、病原体が増殖する過程で産生される毒素(トキシン)を処理し無毒化したものである。接種後に獲得される免疫は、生ワクチンではほかと比較し強固である。日本で使われているのは、
(1)生ワクチン ポリオ、BCG、麻疹風疹(混合含む)、おたふくかぜ、水痘
(2)不活化ワクチン(トキソイド含む) 百日咳ジフテリア破傷風(混合)、ジフテリア破傷風(混合)、日本脳炎、インフルエンザ、A型およびB型肝炎、破傷風、23価肺炎球菌、狂犬病、b型インフルエンザ菌
などがあげられる。また、予防接種法による定期接種(予防接種を受けるよう努めなければいけないもの)として、小児期におけるポリオ、BCG、麻疹、風疹、百日咳ジフテリア破傷風(年齢によってジフテリア破傷風)、日本脳炎、高齢者におけるインフルエンザがあげられる。
予防接種の歴史では、18世紀のエドワード・ジェンナーによる種痘(天然痘に対するワクチン)が有名。その後上述のように数々のワクチンが普及した。なかでも、日本脳炎ワクチン(1954年)や水痘ワクチン(1987年)は、世界に先がけて日本で開発されたワクチンである。しかし、欧米で効果が認められているワクチンであっても国内導入が遅れたもの(b型インフルエンザ菌など)、接種率が低いもの(麻疹、水痘、おたふくかぜ、肺炎球菌など)、国内では導入されていないもの(7価肺炎球菌など)などがあり、予防接種については日本が先進国とはいいがたい(2009年1月現在)。
[新庄正宜]
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精選版 日本国語大辞典
よぼう‐せっしゅ ヨバウ‥【予防接種】
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