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二酸化炭素濃度の増加【にさんかたんそのうどのぞうか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

二酸化炭素濃度の増加
にさんかたんそのうどのぞうか
大気中の二酸化炭素 CO2濃度は,18世紀以降急激に増加している。産業革命以前の CO2濃度は数百年にわたって 280ppm程度で安定していたが,18世紀半ばから増え始めると,ここ数十年で一気に増加し,2011年には 390ppmをこえた。CO2濃度の急激な増加は,石炭石油の大量消費が原因とされる。CO2には水蒸気と同様に赤外線を吸収する性質があり,地球から宇宙に向けて放射される熱放射の一部を吸収して,地表面付近の気温を上昇させる働き(温室効果)をもつ。1930年代に,すでにイギリスの技術者ガイ・カレンダーが CO2濃度の増加によって気候が変化することを主張したが,当時は社会的関心を呼ぶにはいたらなかった。1958年,アメリカ合衆国の地球科学者チャールズ・キーリングが CO2濃度の高精度な連続観測を開始し,CO2濃度の詳細な増加傾向が明らかとなった。1980年代,アメリカの環境保護局 EPAなどが CO2濃度の上昇による地球温暖化予測を報告,さらに 1988年のアメリカの大干魃をきっかけに,地球温暖化問題が世界中で注目されるようになった。同 1988年には,気候変動に関する政府間パネル IPCCが設立され,以後,CO2などの温室効果ガスと気候変動に対する科学的な知見の検証が行なわれている。1997年には地球温暖化防止京都会議が開かれ,CO2を含む温室効果ガスの削減に向けて各国が努力することで合意した。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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