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二重人格【にじゅうじんかく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

二重人格
にじゅうじんかく
double personality
人格の障害の一種とされ,自我の継時的統一性が失われて2種あるいはそれ以上 (多重人格) に分裂する障害をさす。 W.ジェームズのあげているアンセル・ボーンの例では,2つの人格がある期間をへだてて現れ,それぞれ相異なる姓名を名のり,まったく別の職業についていて,相互の間には記憶の連絡がなかったといわれる。 (→分身 )

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

にじゅう‐じんかく〔ニヂユウ‐〕【二重人格】
一人の人間の中に二つの全く異なる人格が交代して現れること。互いに他方の人格にあるときの行動を想起できない。三つ以上の人格が現れる場合は多重人格という。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

にじゅうじんかく【二重人格 double(dual) personality】
人格は,本来,統一性が保たれているものであるが,その統一性に障害をきたし,全く別の人格が交互に出現する状態をいう。さらに,3人以上の人格が出現する場合を含めて多重人格multiple personalityともいう。実例は,多いものではないが,W.ジェームズが報告したボーンの症例が有名である。ボーンは,第2の人格になった2ヵ月間は,他の町で,他の名前で,他の仕事をしており,催眠状態によってのみその体験を想起できたという。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

にじゅうじんかく【二重人格】
一人の人間が全く異なる二つの人格をもっていること。また、そういう人。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

二重人格
にじゅうじんかく
dual personality
二つのまったく異なる人格が同一人物のなかに交代して現れ、長期にわたって一方の人格が持続し、他方の人格のことについてはなにも思い出せないようなヒステリー的人格をいう。解離性同一性障害ともいう。一般に、もともとの人格が良心的で勤勉であるのに反して、交代して現れる人格は楽的で放埒(ほうらつ)な場合が多い。このような人格の交代はかならずしも二重でなく多重であり、24の人格をもつケースも報告されている。症例としてはそれほど多いものではなかったが、1990年代になると多重人格に関心を寄せる臨床家も増え、日本でもまれな症例ではなくなった。人格の交代の中間段階はなく、眠りから覚めるとまったく違った人格になっていることが多く、それ以前の人格は喪失している。催眠暗示によって実験的に二重人格と類似の状況をつくりだすこともできるが、このことは二重人格の症例を扱うときのむずかしさを端的に示している。治療者が多重人格を誘発している可能性があるからである。[外林大作・川幡政道]
『ダニエル・キイス著、堀内静子訳『24人のビリー・ミリガン――ある多重人格者の記録』上下(1992・早川書房) ▽岡野憲一郎著『解離性障害――多重人格の理解と治療』(2007・岩崎学術出版社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

にじゅう‐じんかく ニヂュウ‥【二重人格】
〘名〙
① 同一人の中に異なった複数の人格が存在するように、時によって全く別人のように行動すること。また、そのような性格の人。唱える理想と現実生活との開きの大きいことや、そのような性格の人もいう。〔や、此は便利だ(1914)〕
② 人格の障害による異常心理。自分の意志にかかわりなく、記憶などが失われ、別の人格として行動する。神がかりや憑(つ)き物も、この現象の一つと考えられる。軽度な症状のときは、自分自身の中に同時に二重の人格を意識することもある。
※裸に虱なし(1920)〈宮武外骨〉大本教で云ふ神憑「二重人格(にヂウジンカク)の病的発作で書いたもの」

出典:精選版 日本国語大辞典
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