●五段活用【ゴダンカツヨウ】
デジタル大辞泉
ごだん‐かつよう〔‐クワツヨウ〕【五段活用】
口語動詞の活用形式の一。語形が五十音図のア・イ・ウ・エ・オの五段の音で語形変化するもの(さらに、連用形には音便形を含む)。本来、四段活用と同じであるが、現代仮名遣いでは、その未然形に「う」の付いた、たとえば「書かう」を発音に従って「書こう」と表記するため、この「書こ」も未然形の一つと認めて五段活用とよぶことになった。なお、文語の四段・ラ変・ナ変の各活用、さらに、下一段活用の「蹴る」が口語では五段(四段)活用になる。
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世界大百科事典 第2版
ごだんかつよう【五段活用】
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精選版 日本国語大辞典
ごだん‐かつよう ‥クヮツヨウ【五段活用】
〘名〙 口語文法でいう、動詞の活用の一つ。語尾が五十音図の同行で、ア・イ・ウ・エ・オの五段にわたって活用するもの。発音式のかなづかいを用いたとき、こう称した例もあるが、主に現代かなづかい実施後、助動詞「う」がオ段音についた形になるので、従来の四段活用をこう呼ぶ。「書く」「漕ぐ」「指す」「立つ」「死ぬ」「呼ぶ」「編む」「寄る」「買う」など。〔口語法(1916)〕
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