●五百句【ごひゃっく】
日本大百科全書(ニッポニカ)
五百句
ごひゃっく
高浜虚子(きょし)の句集。1937年(昭和12)6月改造社刊。虚子が主宰する『ホトトギス』500号記念にちなみ俳句をつくり始めた1891、92年(明治24、25)ごろから1935年(昭和10)までの自選。序に、好みからいえば近作が多くならねばならぬが古い時代の句も捨てがたく明治・大正・昭和をほぼ等分にとったとあるが、明治128句、大正161句、昭和211句を収める。俳壇の中心として伝統を守り後進を導いた虚子の道程を示す代表的句集。こののち『五百五十句』が『ホトトギス』550号記念に、『六百句』『六百五十句』が同じ趣旨で刊行された。
[福田清人]
『『高浜虚子全句集』上下(1980・毎日新聞社)』
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
ごひゃっく【五百句】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「五百句」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●五百句の関連情報
関連キーワード
| マキノ雅広| 山本嘉次郎| 日中戦争| 清水宏| 島津保次郎| 久松静児| 中国映画| 豊田四郎| 成瀬巳喜男| 郵便切手|