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五賢帝【ごけんてい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

五賢帝
ごけんてい
five good emperors
ローマ帝政期,96~180年に相次いで統治したネルウァトラヤヌスハドリアヌスアントニヌス・ピウスマルクス・アウレリウスの5人の有能な皇帝。この間各皇帝は世襲制をとらず,元老院議員のなかから有能な人物を後継者に選び,彼を養子とした。帝国はおおむね平和と繁栄を享受し,古典文化が各地に広がり,帝国内のローマ化,都市化が進んだ。トラヤヌス帝のとき帝国は最大版図に達し,最盛期を現出したが,その間にも階層分化,財政負担の増大など,衰退の兆しは進んでいた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ご‐けんてい【五賢帝】

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世界大百科事典 第2版

ごけんてい【五賢帝】
1世紀末以後の約80年間(96‐180)におけるローマ帝国全盛期に,治政に優れた才能を示した相継ぐ5人の皇帝の総称フラウィウス朝の最後の皇帝ドミティアヌスが恐怖政治を敷き,元老院を軽視したことから,元老院議員によって暗殺されると,名門の元老院議員ネルウァが皇帝に推挙された。以後,皇帝は最善の人が統治者たるべきであるとするストア哲学の考えに従って後継者を選び,その者を養子とした。トラヤヌス,ハドリアヌス,アントニヌス・ピウスマルクス・アウレリウスと続く治世には,元老院との協調とし属州行政も整備されて,〈パクス・ローマーナ(ローマの平和)〉と呼ばれる繁栄期が訪れた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ごけんてい【五賢帝】
ローマ帝国の最盛期に在位(96~180)した五人の優れた皇帝。ネルバ・トラヤヌス・ハドリアヌス・アントニヌス=ピウス・マルクス=アウレリウス。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

五賢帝
ごけんてい
ローマ帝国で相次いで君臨した5人の名皇帝。すなわち、ネルウァ(在位96~98)、トラヤヌス(在位98~117)、ハドリアヌス(在位117~138)、アントニヌス・ピウス(在位138~161)、マルクスアウレリウス(在位161~180)の諸帝。それぞれりっぱな業績を残し、五賢帝と呼び習わされる。ネルウァ以外の4人の皇帝は、それぞれ前の皇帝により養子とされて帝位についたので、養子皇帝ともよばれる。養子という方法で、帝位継承にまつわる陰惨な争いや暗愚な息子の即位を避けて、最良者を皇帝に迎えることができた。ローマ帝国のこの時代は、全体としてみれば平和と繁栄の時代であり、帝国各地に多数のローマ風の都市が建てられ、属州民もローマ文化の恩恵に浴した。しかしこの繁栄の陰には早くも帝国衰退の影が忍び寄っていた。[市川雅俊]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ご‐けんてい【五賢帝】
古代ローマのネルウァ、トラヤヌス、ハドリアヌス、アントニヌス=ピウス、マルクス=アウレリウスの五人の皇帝。ローマ帝政の黄金時代(九六‐一八〇)を築いた。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

五賢帝
ごけんてい
帝政ローマの全盛期(96〜180)に君臨した5人の皇帝。ネルヴァ・トラヤヌス・ハドリアヌス・アントニヌス=ピウス・マルクス=アウレリウス=アントニヌスをさす
有能な貴族を生前から後継者に指名して事業をひき継ぎ,名君が輩出して,帝国民は「パックス−ロマーナ(ローマの平和)」を楽しんだが,末期には次の軍人皇帝時代の禍根が成長しはじめていた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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