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交戦団体【こうせんだんたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

交戦団体
こうせんだんたい
belligerent community
一国内に革命あるいは内乱が起り,反徒がその指導者を中心に軍隊もち,その国のある地域を占拠,支配するにいたった場合において,外国または正統政府が,交戦権を有するものと認めた団体 (地方的政府) のこと。この団体の承認交戦団体の承認という。この承認を受けた団体は,国際法上の主体として一定地位と権利義務をもつ。外国による承認は交戦団体の支配地域に自国民が居住しているなど利害関係を有するとき行われ,正統政府による承認はその地域について国際責任を免れることを目的として行われる。

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世界大百科事典 第2版

こうせんだんたい【交戦団体】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

交戦団体
こうせんだんたい
a belligerent community

独立闘争や革命闘争の過程で、闘争の主体たる反徒団体が一定の地域を実効的に支配し、事実上で、限定された地域の政府を樹立するに至ることがある。このようなとき、本国政府または正統政府、さらに第三国たる外国が、この団体を交戦団体として承認することができる。承認された団体は交戦団体とよばれ、国際法上の主体として一定の権利・義務の担い手となる。

 すなわち、本国政府または正統政府が承認を行ったときは、これらの政府と、交戦団体の間の闘争関係は、国際法上の戦争となり、戦時国際法が適用される。その結果、国内法上の内乱罪や殺人罪に関する法規は適用を排除され、闘争関係は対等のルールにのることとなる。また、本国政府または正統政府は、交戦団体の支配する地域における外国や外国人の権利を保護すべき義務を免れることができる。他方で、外国が交戦団体を承認したときは、交戦団体は、その支配する地域で、その外国または外国人の権利を保護すべき義務を負うとともに、承認した外国は闘争に対して国際法上の中立の地位にたち、中立法規の適用を受ける。このように交戦団体承認の制度は、内乱がある程度以上に大規模化すると、これに国際法的規制をする必要が生じるため、18世紀末以来成立してきたもので、アメリカの南北戦争のときの南軍がもっとも有名な例である。しかし最近では交戦団体承認の例は跡を絶っている。

[石本泰雄]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こうせん‐だんたい カウセン‥【交戦団体】
〘名〙 国際法上の交戦国と同様の交戦権を認められた団体。解放戦線の類。〔袖珍新聞語辞典(1919)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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デジタル大辞泉

こうせん‐だんたい〔カウセン‐〕【交戦団体】
国際法上の交戦者としての資格を認められた政治的反乱団体。

出典:小学館
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