●京畿湾【けいきわん】
世界大百科事典 第2版
けいきわん【京畿湾 Kyŏnggi‐man】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
京畿湾
けいきわん / キョンギマン
韓国(大韓民国)、京畿道(けいきどう/キョンギド)西岸の黄海(朝鮮半島では西海とよぶ)に臨む湾。臨津江(りんしんこう/リムチンカン)、礼成江(れいせいこう/リエソンカン)、漢江(かんこう/ハンガン)が流入。北は黄海北道(こうかいほくどう/ファンヘプクド)の長山串(ちょうざんかん/チャンサンコッ)、南は忠清南道(ちゅうせいなんどう/チュンチョンナムド)の泰安(たいあん/テアン)半島に至り、湾内には江華島(こうかとう/カンホワド)、永宗島(えいそうとう/ヨンチョンド)、徳積群島など約130余個の島嶼(とうしょ)が散在。潮汐(ちょうせき)の干満の差が大きく(8~9メートル)港湾発達に不利なため、荷役用に特別な施設(閘門(こうもん)式)がつくられた。湾内の仁川(じんせん/インチョン)港は釜山(ふざん/プサン)に次ぐ韓国第二の貿易港で、首都圏の門戸として商工業が大きく発達している。
[森 聖雨]
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