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人倫【じんりん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

人倫
じんりん
儒教では,君臣父子,夫婦,長幼,朋友の間の道徳秩序としての人間の倫理を意味する。そこから一般に,人の踏み行うべき道という意味でも使われる。「倫」は,人として守るべき秩序,道理を意味する。また,ヘーゲルSittlichkeit訳語としても用いられる。そこでは,良心命令に従う主観的な道徳である Moralität (個人的道徳性) と対比されるところの,家族,市民社会,国家において実現される客観的な倫理を意味する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

じん‐りん【人倫】
人と人との間柄・秩序関係。君臣・父子・夫婦などの間の秩序。
人として守るべき道。人道。「人倫にもとる行為」
ひと。人類。人間一般。〈日葡

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

じんりん【人倫】

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

じん‐りん【人倫】
〘名〙
① ひと。人々。人類。特定の個人や集団ではなく、人間一般をいう。
※続日本紀‐大宝三年(703)閏四月辛酉「雖寿命有終、人倫大期、而自此言、哀感已甚」
※徒然草(1331頃)一二八「すべて、一切の有情を見て、慈悲の心なからんは、人倫にあらず」
② 君臣・父子・兄弟・夫婦など上下尊卑の人間関係や秩序。また、そのような人間関係を保持する道徳・倫理。転じて、人としての道。人としての倫理。
※本朝麗藻(1010か)下・冬日陪於飛香舎聴第一皇子始読御注孝経〈大江以言〉「人倫高行無孝、皇子執経幼学間」
※随筆・折たく柴の記(1716頃)下「古の聖人喪服を制し置れし事は、父子・君臣より始て、凡そ人倫の道を厚くし給ふべきためとみえたり」 〔孟子‐滕文公・上〕
③ 古辞書や作品集などで、語彙・題材などを分類する語。
(イ) 古辞書で、人間や人間関係を表わす語彙。
※十巻本和名抄(934頃)「人倫部第二」
(ロ) 漢詩集などで、人間に関する題材。また、その詩。
※江吏部集(1010‐11頃)中「人倫部」
(ハ) 連歌の式目で語彙を分類する術語。「人」「我」「誰」など人間を表わす概念。
※僻連抄(1345)「人倫 人・我・身・友・父・母・誰・関守〈如此類〉 非人倫物 月の主・独・老・命・形・姿・髪・鬚・手・足・目・鼻・口・そほづ〈以上〉」

出典:精選版 日本国語大辞典
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