@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

人吉盆地【ひとよしぼんち】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

人吉盆地
ひとよしぼんち
熊本県南部,球磨川中流域にある盆地。面積約 72km2九州山地に囲まれた紡錘状の断層角盆地。南は白髪岳 (1417m) の断層崖に限られ,山麓に多くの扇状地を形成。標高 100~200mの盆地床を球磨川が貫流し,秋冬はで有名。江戸時代に百太郎溝,幸野溝などの灌漑用水路が開かれ,盛んに開田された。現在は米作のほか野菜,メロンナシ,クリ,タバコなどが栽培される。球磨焼酎の本場で,釣竿を産し,銘木市も有名。酪農も行われる。各地に選択無形民俗文化財の球磨神楽などの郷土芸能が残る。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ひとよし‐ぼんち【人吉盆地】
熊本県南部、九州山地南端に広がる構造盆地東西約25キロメートル、面積約72平方キロメートル、盆地底の標高100~200メートル。中央部を東西に流れる球磨(くま)川上流部にあり、南部は複合扇状地・段丘からなる台地、北部は凝灰(ぎょうかい)岩からなる丘陵が見られる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ひとよしぼんち【人吉盆地】
熊本県南部,九州山地の中央に開けた東西約25kmの紡錘状の断層角盆地。盆地内から出土する湖水堆積物から,かつてこの盆地が湖であったことがわかる。標高100~190m。盆地中央を球磨(くま)川本流が多くの支流を集めて西流し,秋冬は霧の多い地域である。盆地内には各時代の遺跡が分布し,旧石器時代には東部の多良木町に,縄文時代には球磨川の谷底平野およびその支流にのぞむ台地の突端に人が住み,弥生時代は盆地中央の免田町一帯が文化の中心であった。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

人吉盆地
ひとよしぼんち

熊本県南部、九州山地北部と南部の縫合部に生じたほぼ東西方向に紡錘状の形をなす断層による構造盆地。面積約72平方キロメートル、標高100~200メートル。盆底の中央を東西に流れる球磨川(くまがわ)を挟み、南部には複合扇状地・段丘からなる台地、北部には阿蘇(あそ)溶結凝灰岩からなる丘陵がみられ、いずれも導水によって耕地化が初めて可能になった。とくに南部の開田化には16世紀末から1世紀以上にわたって掘削の続けられた百太郎溝(ひゃくたろうみぞ)、幸野溝(こうのみぞ)が大きく寄与している。盆地域には人吉市ほか4町3か村があり、なかでも西部を占める人吉市は球磨地方の経済、文化の中心である。JR肥薩(ひさつ)線、くま川鉄道、および国道219号、九州自動車道が通じ、人吉インターチェンジがある。

[山口守人]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

人吉盆地」の用語解説はコトバンクが提供しています。

人吉盆地の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation