@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

人工惑星【じんこうわくせい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

人工惑星
じんこうわくせい
artificial planet
太陽のまわりを回る人工天体。 1959年1月2日にソ連の打上げたルナ1号が初めて秒速 11km の第二宇宙速度をこえ,月の近くをかすめて飛び,そのまま史上最初の人工惑星となった。アメリカの人工惑星第1号は 59年3月3日打上げのパイオニア4号。その後は多くの無人惑星探査機が人工惑星となっている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

じんこう‐わくせい【人工惑星】
地球を回る軌道から離れて、惑星のように太陽を公転する人工の物体。ソ連が1959年に打ち上げたルナ1号は、月面に衝突させるのが目標だったが、月からそれて太陽を公転する軌道に乗り、世界初の人工惑星になった。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

じんこうわくせい【人工惑星】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

人工惑星
じんこうわくせい
惑星と同じように、太陽の周りを回る公転軌道に打ち上げられた人工物体をいう。世界最初の人工惑星は1959年1月2日にソ連が月に向けて打ち上げた探査機で、月から約6000キロメートルのところを通過したのち、太陽を回る近日点1AU(天文単位、太陽地球間平均距離のこと)、遠日点1.3AUの公転軌道に入り、「メチタ」(夢の意)と名づけられた。アメリカは同年3月3日にパイオニア4号を打ち上げ、月の近傍を通過後、近日点1AU、遠日点1.1AUの公転軌道をもつ人工惑星とした。この後、多くの惑星探査機が人工惑星の軌道をとりつつ、目的とする惑星の探査を行っている(水星、金星、火星、彗星(すいせい)探査機など、各項目参照)。
 1974年12月10日に旧西ドイツが打ち上げたヘリオス1号は、太陽フレア、太陽風、惑星間空間磁場、宇宙線、黄道光、宇宙塵(うちゅうじん)などの観測を目的として、近日点0.2AU、遠日点0.3AUの公転軌道をとった。
 1990年10月6日にESA(ヨーロッパ宇宙機関)とアメリカの共同プロジェクトとしてスペースシャトルを使って打ち上げられたユリシーズは、太陽を中心とし、地球公転面に垂直な軌道に投入され、1994年9月太陽の南極方向からの、1995年7月太陽の北極方向からの観測を行った。
 2003年8月25日に、アメリカが打ち上げたスピッツァ宇宙望遠鏡は地球と同一公転半径の人工惑星軌道を地球から離れて公転することで、地球からの熱放射を避けて赤外線検知器を効率よく冷却している。2006年10月26日に、アメリカは太陽の立体視観測を目的として双子の太陽観測機ステレオを打ち上げ、月のスイングバイ(天体の重力を利用した軌道変更)を経て人工惑星軌道に投入した。さらにアメリカは2009年3月7日に、太陽系外地球型惑星の発見を目的として、ケプラー宇宙望遠鏡を人工惑星軌道に打ち上げた。同機はスピッツァ宇宙望遠鏡と同様に、地球と同一公転半径の人工惑星軌道を地球と離れて公転することで、長期間にわたり恒星を地球に掩蔽(えんぺい)(他の天体を覆い隠すこと)されずに観測し続けて、わずかな光量の変化をとらえ、地球型惑星の影を検出する方式をとっている。
 2010年5月21日に、日本は太陽光圧を推進力とする宇宙ヨット型推進機構ソーラーセイル(太陽帆)の実証実験を目的とするイカロスを金星探査機「あかつき」との相乗りで打ち上げ、人工惑星軌道に投入して世界初のソーラーセイル推進に成功した。[輿石 肇・岩田 勉]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

じんこう‐わくせい【人工惑星】
〘名〙 地球から打ち上げられ、地球の引力圏を脱して太陽のまわりを公転する人工物体。一九五九年、ソ連(ロシア)が打ち上げた月探査体「メチタ」が世界最初。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

人工惑星」の用語解説はコトバンクが提供しています。

人工惑星の関連情報

関連キーワード

新藤兼人岡本喜八マキノ雅広森一生チベット問題ルナ市川崑エルスケン川島雄三恐怖映画

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation