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人形【にんぎょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

人形
にんぎょう
doll
人をかたどった宗教儀礼遊楽などの目的をもつ道具。もとは宗教的な意味をもち旧石器時代から各地で作られた。目的としては,悪霊を防ぐ,死者の魂をとどめておく,人身供犠代用など,各種の祈願願望を付託して作られた。のちに遊戯具,観賞具としての側面が強まって表現も高度となり,形式も写実的なもの,表現性の強いものなど各様の発展をみせた。日本でも本来は生活に根ざした呪術信仰的なものとして用いられたが,現在,玩具または観賞品となっている。用材は粘土,木,紙,陶磁,金属,織物,天然植物に加えて,近年は化学合成材料も使われている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

にん‐ぎょう〔‐ギヤウ〕【人形】
木や紙、土などで人間の形をまねて作ったもの。古くは信仰の対象であったが、中世以後は愛玩・観賞用として発達。演劇にも用いられる。
自分の意志では行動できず、他人のなすがままになっている人のたとえ。
男物の長着で、袂袖(たもとそで)の袖付けどまりから袖下までを縫いふさいだところ。
人の形を絵にかいたもの。ひとがた。
「見るにまばゆくなって、さながら―とは思はれず」〈浮・一代女・四〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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ひと‐がた【人形】
《「ひとかた」とも》
人の形。
形代(かたしろ)1」に同じ。
人の姿をかたどったもの。にんぎょう。
「かの山里のわたりに、わざと寺などはなくとも、昔覚ゆる―をも作り」〈・宿木〉
人相。人相書き。
「権八が―を返せ戻せとおっしゃるは」〈・吾嬬鑑〉

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デジタル大辞泉プラス

人形(ギニョル)
佐藤ラギによる小説。2002年、第3回ホラーサスペンス大賞にて大賞受賞。2003年刊行。SMをテーマとする。

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人形(おもちゃ)
日本のポピュラー音楽。歌は女性演歌歌手、香西(こうざい)かおり。1997年発売。作詞:荒木とよひさ、作曲:浜圭介。

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人形
《Lalka》ポーランドの作家、ボレスワフ・プルス(本名:アレクサンデル・グウォヴァツキ)による小説。19世紀半ばのワルシャワを舞台に、没落しつつある貴族の令嬢に恋をした商人の姿を描く。1887年から89年にかけて新聞連載されたのち、1890年に刊行。日本では関口時正による邦訳版が株式会社未知谷刊「ポーランド文学古典叢書」の第7巻として2017年に刊行され、第69回読売文学賞の研究・翻訳賞、第4回日本翻訳大賞を受賞している。

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世界大百科事典 第2版

にんぎょう【人形】
人形は,人間の生活する地域には必ずといってよいほど存在し,その表現法や材料に相違があって巧拙さまざまではあるが,人間の姿・形を作り出そうとしなかった民族はいない。また人形が作られる目的も今日のようにもっぱら児童愛玩用や玩具として作られたのではなく,むしろその大多数は呪術宗教的な目的や習俗に関連して作られたもので,人形の起源もこれに由来すると考えられている。その呪術宗教的な目的も,形代(かたしろ)としての人形,逃げた霊魂を捕らえる捕霊のための人形,悪霊を防いだり豊作や幸運を招くための人形,神体や呪力をもつ人形,のろいや出産,葬式などの儀礼や祭礼に用いられる人形など一様ではない。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ひとがた【人形】

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精選版 日本国語大辞典

にん‐ぎょう ‥ギャウ【人形】
〘名〙
① 木、紙、土などで人の形に作ったもの。装飾品にし、また、これを用いて演劇なども行なう。古くは信仰の対象だったが、中世以後は観賞・愛玩用として発達した。でく。でくのぼう。土偶。木偶。偶人。ひとがた。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※太平記(14C後)七「芥を以て人長(ひとだけ)に人形(ギャウ)を二三十作て」
② 人の形を絵にかいたもの。ひとがた。
※改邪抄(1337頃)「帰命尽十方无碍光如来をもて真宗の御本尊とあがめましましき。いはんやその余の人形においてあにかきあがめましますべきや」
③ 体を動かさない者、または自分の意志で行動できない者をたとえていう語。
※玉塵抄(1563)五五「嬰と云童稚の人を人形にして主と云て莽が天下をはからうたぞ」
④ 人形仕立て①の仕立てをした部分。八つ口。また、その仕立て方。〔随筆・守貞漫稿(1837‐53)〕
⑤ 男物の長着の袂袖(たもとそで)で、袖つけ下一〇センチメートルぐらいの部分で、女物の振りにあたる部分を縫い合わせたもの。

出典:精選版 日本国語大辞典
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ひと‐がた【人形】
〘名〙 (「ひとかた」とも)
① 人の形。人間のすがたかたち。
※有明の別(12C後)二「そのひとかたもあらずやせおとろへ給を」
※とむらい師たち(1966)〈野坂昭如〉「ヤレ紙を人形(ヒトガタ)に切って、これを火中に投じ、水子の成仏祈るんや」
② 人の姿かたちをかたどったもの。にんぎょう。
※肥前風土記(732‐739頃)佐嘉「下田の村の土を取りて、人形(ひとかた)・馬形を作りて」
③ 人物像。肖像。
※蔭凉軒日録‐永享八年(1436)六月二一日「絵乃張伯洪所図、人形也」
④ 禊(みそぎ)、祈祷のときに用いるかたしろ。紙などで作り、身体を撫でて身の災を移し、水に流してやるもの。撫物(なでもの)。《季・夏》
※順集(983頃)「思ひをも恋をもせじのみそぎするひとかたなでてはてはてはしお」
⑤ 身代わりの人。代理。かたしろ。
※源氏(1001‐14頃)東屋「かの人かたもとめ給人にみせたてまつらばやと」
⑥ 人相。人相書。
※俳諧・二息(1693)「御尋の人形にあふ身の不運」

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ひと‐かたち【人形】
〘名〙 (「ひとがたち」とも) =ひとがた(人形)〔観智院本名義抄(1241)〕
※浄瑠璃・四天王最後(1661)四「ふすまをもってひとがたちにとりつくろひ」

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