●人民主権【ジンミンシュケン】
デジタル大辞泉
じんみん‐しゅけん【人民主権】
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
世界大百科事典 第2版
じんみんしゅけん【人民主権】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
日本大百科全書(ニッポニカ)
人民主権
じんみんしゅけん
souveraineté populaire フランス語
今日では国民主権とほぼ同じ意味に用いられている。フランス革命時には、国民主権と人民主権という概念には重要な違いがあるものと考えられていた。たとえば、1789年の「人権宣言」や「1791年憲法」では、主権は国民(ナシオン)にあるとされ、1793年のジャコバン憲法では人民(プープル)にあるとされていた。前者は、政治は「財産と教養ある人々」が議会を通じて全国民を代表し、一般庶民は統治能力をもたないという政治思想を表現したものといえる。したがって、この国民主権論は、ルソーの「一般意志」に基づく全構成員による政治という人民主権論から導出可能な、普通選挙制や直接民主制的政治制度の確立の方向を否定した概念であったといえよう。しかし、代表(間接)民主制をたてまえとする現代資本主義国家においても、普通選挙制とそれにいくつかの直接民主制的規定を保障し、政治参加の拡大を図っているので、今日では国民主権と人民主権という概念にみられた鋭い対立は緩和・解消されつつあるといえよう。
[田中 浩]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
精選版 日本国語大辞典
じんみん‐しゅけん【人民主権】
出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
人民主権
じんみんしゅけん
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「人民主権」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●人民主権の関連情報