●仏典【ブッテン】
デジタル大辞泉
ぶっ‐てん【仏典】
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世界大百科事典 第2版
ぶってん【仏典】
仏教徒の用いる聖典。国により宗派により多種多様であるが,基本的には経,律,論の〈三蔵〉にまとめられる。〈経蔵〉は釈迦の教説の集成で,〈法〉とも〈阿含(あごん)〉(聖なる伝承)ともいわれる。〈律蔵〉は釈迦によって制定された教団の規則類の集成である。伝承によれば,釈迦入滅の後,仏弟子たちが集まって,生前聴聞した〈法〉と〈律〉を誦出し,確定した(これを結集(けつじゆう)という)。〈論蔵〉はアビダルマと呼ばれ対法と訳されるが,法(教説)の研究で,対機説法(相手の素質に適した教えを説くこと)を旨とした仏説を解釈し,統一見解を示すのが目的とされる。
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精選版 日本国語大辞典
ぶっ‐てん【仏典】
〘名〙 =ぶっしょ(仏書)
※翰林葫蘆集(1518頃)九・遣朝鮮国書「僧廬仏典之在二封内一者、過半尽矣」
※随筆・秉燭譚(1729)二「仏典は梵言なれども、翻訳はみな華人、当時の語を以てうつしたるものなれば」
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