●他方【タホウ】
デジタル大辞泉
た‐ほう〔‐ハウ〕【他方】
1 ほかの方面。別の方向。また、二つのものの、もう一方。「一方は丸、他方 は四角」
2 (副詞的に用いて)ほかの方面から見ると。一方。「他方 、悪いこととは必ずしもいえない」
2 (副詞的に用いて)ほかの方面から見ると。一方。「
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精選版 日本国語大辞典
た‐ほう ‥ハウ【他方】
〘名〙
① ほかの方向。他の方面。他面。〔文明本節用集(室町中)〕
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生の散歩「自分が一方に『遊び』暮し乍ら他方に於てもともと好きな『勉強』に」 〔杜甫‐贈崔融詩〕
② 「たほうせかい(他方世界)②」の略。
※往生要集(984‐985)大文二「若有二別願一、雖レ生二他方一、是自在生滅非二業報生滅一」
※栄花(1028‐92頃)鳥の舞「他方の諸仏・
の極楽に参り集り給へらむも」 〔経律異相‐七・琉璃王滅釈種〕

③ =たほう(他邦)
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉二六「郷里を脱走して他方に遁逃(とんたう)せんと、決議する者の如し」 〔魏志‐文徳郭皇后伝〕
④ ある事柄について、今まで述べてきたのとはちがう、別の面から見て述べようとするときに用いる語。副詞的に用いる。一方。一面。
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