●仙洞御所【せんとうごしょ】
世界大百科事典 第2版
せんとうごしょ【仙洞御所】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
仙洞御所
せんとうごしょ
上皇、法皇の御所。院の御所ともいう。平安初期以降、天皇は譲位すると内裏(だいり)を出て別の御所に移るのが例となった。これが仙洞御所で、家政機関である院庁(いんのちょう)が置かれ、院司(いんし)が定められた。平安中期以後は里内裏(さとだいり)を院の御所とすることも多く、とくに院政期には院の活動が活発化し、各所に仙洞ができた。中世以後、武士の勢力が増すにつれて衰亡し、近世になると幕府によって内裏(現在の京都御所)の周辺に集中させられた。現在、京都御所の南東に残る仙洞御所は、1630年(寛永7)小堀遠州(こぼりえんしゅう)を奉行として後水尾(ごみずのお)天皇のために造営された。1854年(安政1)焼失のおりに、仙洞に住むべき院が不在であったため再建されず、いまは庭園のみが残っている。
[吉田早苗]
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事典 日本の地域遺産
仙洞御所
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精選版 日本国語大辞典
せんとう‐ごしょ【仙洞御所】
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デジタル大辞泉
せんとう‐ごしょ【仙▽洞御所】
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