●伊勢湾台風【いせわんたいふう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
伊勢湾台風
いせわんたいふう
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朝日新聞掲載「キーワード」
伊勢湾台風
(2014-09-17 朝日新聞 夕刊 2社会)
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伊勢湾台風
(2017-09-21 朝日新聞 朝刊 名古屋・1地方)
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デジタル大辞泉
いせわん‐たいふう【伊勢湾台風】
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海の事典
伊勢湾台風
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世界大百科事典 第2版
いせわんたいふう【伊勢湾台風】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
伊勢湾台風
いせわんたいふう
1959年(昭和34)の台風第15号のこと。当時、第二次世界大戦後最大の被害をもたらした。9月21日にマリアナ諸島の東海上で発生し、22日9時から23日9時までの24時間で実に91ヘクトパスカルも中心気圧が下がるなど、急速に発達した。最低気圧895ヘクトパスカルまで発達したこの超大型の強い台風は、その後もあまり衰えることなく北上、26日18時過ぎに潮岬(しおのみさき)付近に上陸したときでも、中心気圧925ヘクトパスカル、最大風速50メートル、25メートル以上の暴風半径は250キロメートルという勢力を保っていた。このため紀伊半島や東海地方では、最大風速30メートル以上の暴風となった。台風はその後、速い速度で本州を縦断し、富山湾から日本海へ抜け、東北地方北部に再上陸した。東海道沿岸にあった前線は台風の影響を受けて活発化し、九州を除くほとんど全国で大雨となり、とくに紀伊半島では、総降水量が800ミリメートルを超えた。
この台風は伊勢湾に高潮を引き起こし、名古屋港で3.45メートルという観測史上最高水位の気象潮を観測している。全国の死者・行方不明者5098人のうち、伊勢湾沿岸の愛知・三重両県で4562人を占めた。桑名市と名古屋市南部などは、泥海と化し、数日間は交通や通信網が完全に麻痺(まひ)状態となった。海面すれすれの低地に都市が発展していった社会的条件が、被害を甚大なものにしていった典型的な例である。伊勢湾台風をきっかけとして、国土および国民の生命財産を災害から守るため、総合的、計画的な防災行政の整備と推進を目的とした災害対策基本法が1961年に制定された。
[饒村 曜]
『いずみの会編・刊『伊勢湾台風 その後二十年』(1979)』▽『三輪和雄著『海吠える 伊勢湾台風が襲った日』(1982・文芸春秋)』▽『藤崎康夫著『九月の祈り――伊勢湾台風と闘った人びと』(1995・六法出版社)』
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精選版 日本国語大辞典
いせわん‐たいふう【伊勢湾台風】
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