●伊馬春部【いまはるべ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
伊馬春部
いまはるべ
[没]1984.3.17. 東京
放送作家,劇作家。本名高崎英雄。國學院大學卒業後,1932年ムーラン・ルージュの文芸部員となり,伊馬鵜平の名で脚本を書く。 1940年 NHKテレビで放送された日本初のテレビドラマ台本『夕餉前』を執筆。第2次世界大戦後,伊馬春部と改名,NHKの嘱託となり,連続ラジオドラマ『向う三軒両隣り』 (1947~53) などで人気を得た。 1956年 NHK放送文化賞,1961年『国の東』で芸術祭奨励賞,1964年毎日芸術賞受賞。『桜桃の記』 (1967) など多くの戯曲も残している。折口信夫門下で民俗学の造詣も深く,歌人でもあった。
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
伊馬春部 いま-はるべ
明治41年5月30日生まれ。昭和7年ムーランルージュの文芸部にはいり,伊馬鵜平の名で「桐の木横丁」などを発表。戦後NHK連続ラジオドラマ「向う三軒両隣り」(22-28年)をかいた。36年「国の東」で芸術祭奨励賞。39年毎日芸術賞。昭和59年3月17日死去。75歳。福岡県出身。国学院大卒。本名は高崎英雄。
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世界大百科事典 第2版
いまはるべ【伊馬春部】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
伊馬春部
いまはるべ
(1908―1984)
劇作家。福岡県生まれ。本名高崎英雄。国学院大学卒業。折口信夫(しのぶ)に師事。井伏鱒二(いぶせますじ)の知遇を得て、新宿ムーラン・ルージュの草創期より文芸部に在籍し、伊馬鵜平(うへい)の筆名で現代風刺の新感覚の喜劇を矢つぎばやに発表。代表作に『桐(きり)の木横丁』(1933)がある。1939年(昭和14)NHKの文芸課嘱託となり演出をも担当。第二次世界大戦後の代表作に連続ラジオドラマ『向う三軒両隣り』(1947~53)がある。
[大木 靖]
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