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伴奏【ばんそう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

伴奏
ばんそう
accompaniment
音楽用語。主声部を補ったり,引立てるために付加される付随的な音楽。主声部をもっぱら重複したり,わずかに手を変えて随伴するもの,あるいはドローンの形をとるものなど種々の形態があるが,西洋では 16世紀にリュート伴奏の歌曲が現れた。 17~18世紀初期の鍵盤楽器の伴奏は普通数字付き低音によっていたため即興的要素が強かったが,数字付き低音の衰退につれて伴奏は付随的なものから次第に重要な役割をもつようになった。その結果,たとえばピアノ伴奏付歌曲では声楽とピアノの二重奏ともいえるような作品が多くなった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ばん‐そう【伴奏】
[名](スル)楽曲の主旋律や主声部を支え引き立てるために、他の楽器で補助的に演奏すること。また、その演奏。「ギターで伴奏する」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ばんそう【伴奏】
音楽において主要なパートを支持するための背景を意味する。伴奏の目的は,ある楽曲の主要部分を強調することにあり,たとえばピアノ音楽において,左手で奏される和音の伴奏は,右手で奏される旋律を支えて明確にし,ピアノやオーケストラの伴奏が,ソロの声楽家や器楽奏者の主要な部分を浮彫にする。日本の音楽では〈地〉といわれることが多い。西洋中世の単旋律の世俗音楽においては,主要旋律を他の楽器で重複して音色を豊かにするという方法がとられた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ばんそう【伴奏】
スル
楽曲の主要旋律・主要声部を補強する目的で付加された副次的声部。また、その声部を演奏すること。 ピアノで-する -楽器

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

伴奏
ばんそう
accompaniment英語
Begleitungドイツ語
楽曲の主要な声部を旋律的、和声的に支え、補足する声部、またはその声部の演奏。もっとも古い形態は楽器による歌唱の伴奏であるが、楽曲構成上からは、主要旋律を楽器で重複して強調するものと、主要旋律から独立した対照的な性格のものとがある。
 伴奏が重要な役割を得るのは、17世紀初頭にホモフォニー様式が発生し、リュートとともにチェンバロなどの鍵盤(けんばん)楽器が伴奏に使われるようになってからである。バロック時代の通奏低音による伴奏には、元来の和声的な支えから徐々に発展した旋律の重複や独立性への傾向もみられる。そして18世紀に表現力に富むピアノが登場すると、伴奏声部の独立性はいっそう明確になり、さらにシューベルトは歌曲の伴奏部に独自の表現力を与えた。
 邦楽にもさまざまな伴奏があり、舞踊の伴奏は「地(じ)」、劇の伴奏は「下座(げざ)」という。歌に伴う楽器の声部はそれぞれの楽器名でよばれるのが普通で、たとえば浄瑠璃(じょうるり)(義太夫(ぎだゆう)節、清元(きよもと)節、常磐津(ときわず)など)の伴奏は「三味線」(または「手」)とよぶ。[寺本まり子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ばん‐そう【伴奏】
〘名〙 音楽で、歌や主となる楽器の演奏を支え、引きたてるために、主となる演奏に合わせて他の楽器を演奏すること。また、その演奏。
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二「ヴイオリンが三挺とピヤノの伴奏で中々面白かった」

出典:精選版 日本国語大辞典
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