●伸張反射【しんちょうはんしゃ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
伸張反射
しんちょうはんしゃ
stretch reflex
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デジタル大辞泉
しんちょう‐はんしゃ〔シンチヤウ‐〕【伸張反射】
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世界大百科事典 第2版
しんちょうはんしゃ【伸張反射】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
伸張反射
しんちょうはんしゃ
脊髄(せきずい)反射の一つで、骨格筋が受動的に引き伸ばされると、その筋が収縮する現象。この収縮は、筋肉の伸展によって生ずる張力を、その筋肉の中にある筋紡錘が感受しておこるものである。除脳動物(脳を除去するか、中枢神経をある部位で切断した実験動物)ではこの反射が著しく亢進(こうしん)した状態となる(除脳固縮)。とくに伸張反射は、重力に対抗して身体を支える筋(抗重力筋)に著明で、動物の姿勢保持に重要な役割を演じていることがわかる。臨床診断に用いられる種々の腱(けん)反射、たとえば膝蓋腱(しつがいけん)反射やアキレス腱反射は、筋の急激な伸張によっておこる伸張反射である。伸張反射では、求心性インパルスが筋から発し、Ia群線維を通って単シナプス性にその筋を支配している運動ニューロンを興奮させると、遠心性インパルスが同じ筋に帰って収縮をおこすという反射経路をとるので、伸張反射は自己受容反射ともよばれる。
[鳥居鎮夫]
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