●位田【いでん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
位田
いでん
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デジタル大辞泉
い‐でん〔ヰ‐〕【位田】
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世界大百科事典 第2版
いでん【位田】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
位田
いでん
古代律令制(りつりょうせい)下において、一品(いっぽん)~四品(しほん)の親王と五位以上の有位者に支給された田。このうち親王の位田は品田(ほんでん)ともよばれた。輸租田(ゆそでん)である。養老令の規定(大宝令も同じであろう)では、正一位(しょういちい)の80町(約90ヘクタール)から従五位(じゅごい)の8町まで位階に応じて支給され、女子は男子の3分の2であった。728年(神亀5)以降、外位(げい)は内位の半分とされた。位田は位を得たときに支給され、死後はただちに収公される原則であった。そして、給主が欠けたときは無主位田(むしゅのいでん)とよばれ輸地子田(ゆじしでん)とされて、その地子(ちし)は中央の穀倉院に収納された。位田の耕営方法は、多くは班田農民の賃租(土地の借耕)によったと思われるが、その場合、田主の純収益は、賃租の地子(穫稲(かくとう)の20%)から租(穫稲の3%)を差し引いた残り、すなわち穫稲の17%であった。
[村山光一]
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精選版 日本国語大辞典
い‐でん ヰ‥【位田】
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旺文社日本史事典 三訂版
位田
いでん
等級は一品 (いつぽん) (親王)と正一位の80町から従五位の8町まであり,女は男の3分の2。当該者死後は収公されたが,9世紀以後私有化して荘園の一源流となった。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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