●何事【ナニゴト】
デジタル大辞泉
なに‐ごと【何事】
1 どのような事柄。どんなこと。「何事 によらず命令に従う」「突然の銃声は何事 か」
2 (多く「も」を伴って)あらゆること。万事。「何事 も辞さない」「何事 も運を天にまかせる」
3 (相手をとがめる気持ちで)どうしたこと。なんということ。「こんなことで弱音を吐くとは何事 だ」
4 不定の事柄をさしていう語。なになに。
「―の式といふ事は、後嵯峨の御代までは言はざりけるを」〈徒然・一六九〉
2 (多く「も」を伴って)あらゆること。万事。「
3 (相手をとがめる気持ちで)どうしたこと。なんということ。「こんなことで弱音を吐くとは
4 不定の事柄をさしていう語。なになに。
「―の式といふ事は、後嵯峨の御代までは言はざりけるを」〈徒然・一六九〉
出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典
なに‐ごと【何事】
〘名〙
① どのような事柄。どんなこと。
※万葉(8C後)一〇・二〇三六「吾が待ちし秋は来たりぬ妹と吾れと何事(なにごと)あれそ紐解かざらむ」
② (「も」を伴って) あらゆる事柄。万事。すべてのこと。
※伊勢物語(10C前)一一六「なにごともみなよくなりにけり」
③ 何としたことかと、とがめる意で用いる語。どうしたこと。いかなること。
※落窪(10C後)一「こはなに事ぞ」
④ 不定の事柄をさしていう語。何々。
※徒然草(1331頃)一六九「何事の式といふ事は、後嵯峨の御代までは言はざりけるを」
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