@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

余戸【あまりべ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

余戸
あまりべ
「あまるべ」ともいう。令制の村落組織の一つ。規定では,1を 50で構成し,余りの戸 (→房戸 , 郷戸 ) が生じたとき,これを余戸といい,それが 10戸以上の場合は余戸里を構成し,10戸以下の場合は近接大村に付加することになっていた。しかし実際に適用されたのは,特別な村か辺地だけであった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

あまるべ【余戸】
日本古代律令制下の地方行政村落の一種。令制では50戸を1里()として編戸し,国・郡・里の3段階からなる地方行政組織の末端に位置づけたが,各郡内の山間僻地などでは,この原則にとらわれず,便宜に里が設置されることになっていた。その際の最低戸数について,〈大宝令〉の注釈書である〈古記〉は25戸としており,これに満たない場合は里長を置かず,5戸を単位とするの長に里長の職務を代行させるものとしている。これが余戸で,正式な里ではないが,それに準ずる特殊な行政単位としてやむなく置かれたものである。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

あまりべ【余戸】
律令制における村落制度で、五〇戸を一里としたとき、五〇戸に余る端数の民戸で編成した里。また、僻地の寒村などの称としても用いた。あまるべ。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

あまるべ【余戸】
あまりべ余戸

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

余戸
あまりべ
律令(りつりょう)制下における地方行政村落組織の特殊形態。「あまるべ」とも読む。律令に正式な規定はなく、50戸1里の編戸で余った戸を習慣的に「余戸」と称したもので、その起源は木簡(もっかん)により浄御原(きよみはら)令下に求められる。その後、郷里(ごうり)制下で駅戸(えきこ)、神戸(かんべ)が50戸のなかに設置されると、残りの戸も余戸とされた。また、戸の増加に伴い郷へ昇格した例もみられる。今日でも余戸、余目などの地名が残る。[関 和彦]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

あま‐べ【余戸】
〘名〙 =あまるべ(余戸)
※浮世草子・好色一代男(1682)七「紙屑拾ひが集て、あまべに帰る」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

あまる‐べ【余戸】
〘名〙
① 令制下の村落制度。五〇戸を一里として里を編成するとき、五〇戸にあまる端数の戸で編成した里。また、その戸。人口が増えて五〇戸になれば正規の里名をつけた。あまりべ。
※出雲風土記(733)総記「玖の郡、郷は陸拾弐、余戸(あまるへ)は肆、駅家は陸、神戸は漆なり」
② 江戸時代、貧民や乞食が住んでいた村。あまべ。
※名物六帖(1727‐77)人品箋「丐戸 アマルベ コジキムラノモノ」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

あまり‐べ【余戸】
〘名〙 =あまるべ(余戸)

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

あま‐べ【余戸】
あまりべ」に同じ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

余戸」の用語解説はコトバンクが提供しています。

余戸の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation