●作為体験【サクイタイケン】
デジタル大辞泉
さくい‐たいけん〔サクヰ‐〕【作為体験】
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世界大百科事典 第2版
さくいたいけん【作為体験 gemachtes Erlebnis[ドイツ]】
われわれの心的過程には知覚であれ思考であれ,つねに〈私がしている〉〈私のもの〉という意識がともなっているが,この自我の能動性意識ないしは自我所属感が消失して,〈外から作為される〉というように他人の所為として体験されるもの。〈させられ体験〉ともいう。〈作為(させられ)思考gemachter Gedanke〉はそれが思考の面にあらわれたもので,〈思考干渉Gedankenbeeinflussung〉(考えが干渉される),〈思考吹入Gedankeneingebung〉(考えを吹き入れられる),〈思考奪取Gedankenentzug〉(考えを引き抜かれる)などがある。
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精選版 日本国語大辞典
さくい‐たいけん サクヰ‥【作為体験】
〘名〙 自分が外部の力によって考えさせられたり、支配されたりするように感じる状態。統合失調症にみられる、特有な主観的症状。させられ体験。被影響体験。
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