@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

供奴【ともやっこ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

供奴
ともやっこ
歌舞伎舞踊曲。長唄本名題拙筆力七以呂波 (にじりがきななついろは) 』。2世瀬川如皐作詞,10世杵屋六左衛門作曲。振付西川扇蔵ら。文政 11 (1828) 年3月江戸中村座で,中村芝翫 (4世歌右衛門) が初演芝翫の当りの一つで「芝翫」ともいわれる。郭通いの主人に遅れた奴が,主人を捜しながら,主人のまねをし,郭通いの丹前の振り (奴丹前といわれる) やいろいろの所作をする。拍子本位の派手な曲で,長唄の代表曲の一つ。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ともやっこ【供奴】
歌舞伎舞踊。長唄。七変化「拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)」の一。2世瀬川如皐(せがわじょこう)作詞、10世杵屋六左衛門作曲。文政11年(1828)江戸中村座で中村芝翫(しかん)(4世歌右衛門)が初演。主人の供で郭(くるわ)へ通う奴(やっこ)を舞踊化したもの。芝翫奴。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ともやっこ【供奴】
歌舞伎舞踊。長唄。七変化所作事《拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)》の一曲。1828年(文政11)3月江戸中村座初演。2世中村芝翫(4世中村歌右衛門)所演。作詞2世瀬川如皐。作曲4世杵屋三郎助(10世杵屋六左衛門)。振付市山七十郎藤間大助(2世藤間勘十郎),4世西川扇蔵。供をして廓(くるわ)へいく奴を描く。主人の六方ぶりを誇らしげにまねたり,活発な足拍子のくだりや奴の生活をのぞかせるくだりが興深い。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

供奴
ともやっこ

歌舞伎(かぶき)舞踊。長唄(ながうた)。2世瀬川如皐(じょこう)作詞。杵屋三郎助(きねやさぶろうすけ)(10世六左衛門)作曲。市山七十郎(なそろう)・藤間大助振付け。1828年(文政11)3月江戸・中村座で、中村芝翫(しかん)(4世歌右衛門(うたえもん))が踊った七変化(へんげ)舞踊『拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)』の一節。長唄の「奴(やっこ)物」の代表作で、初演者を記念して「芝翫奴(しかんやっこ)」ともいう。武士の供をして廓(くるわ)へ通う奴が、主人にはぐれ、提灯(ちょうちん)片手に走り出たという趣向で、主人のまねをして丹前六方をしたり、足拍子を踏んで踊りぬく。華やかな廓情緒にあふれ、足拍子をいろいろに踏むところが見せ場。近年では7世坂東三津五郎の得意芸だった。

[松井俊諭]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

とも‐やっこ【供奴】
[1] 〘名〙 供として従う奴僕。供の奴。
※俳諧・七番日記‐文化一一年(1814)一月「福わらや十ばかりなる供奴」
[2] 歌舞伎所作事。長唄。二世瀬川如皐作詞。四世杵屋三郎助(一〇世杵屋六左衛門)作曲。市山七十郎・藤間大助・四世西川扇蔵振付。文政一一年(一八二八)江戸中村座初演。四世中村歌右衛門の七変化舞踊「拙筆力七以呂波(にじりがきななついろは)」の一つ。吉原通いの主人の供をして来た奴が、主人にはぐれての舞踊。初演者の名により「芝翫奴」ともいう。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

供奴
(通称)
ともやっこ
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
拙筆力七以呂波
初演
文政11.3(江戸・中村座)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

供奴」の用語解説はコトバンクが提供しています。

供奴の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation