●供養【くよう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
供養
くよう
pūjanā
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デジタル大辞泉
く‐よう〔‐ヤウ〕【供養】
1 死者の冥福を祈って法会を営むこと。また、開眼供養・鐘供養・経供養など寺院の仏教行事をもいう。供養会(くようえ)。「先祖の
2 仏・法・僧の三宝や死者に、供物を供えること。また、その法会(ほうえ)。
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きょう‐よう〔‐ヤウ〕【供養】
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世界大百科事典 第2版
くよう【供養】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
供養
くよう
仏と法と僧(教団)の三宝(さんぼう)や死者の霊などに、行動(身)とことば(口)と心(意)の3種の方法によって供物(くもつ)を捧(ささ)げること。原意は「奉仕すること」「供え仕えること」。仏典では原語として頻度の高いのはサンスクリット語プージャーpūjāで、ヒンドゥー教でも宗教的供養を意味している。不殺生(ふせっしょう)を強調する仏教が、バラモン教の動物を犠牲にする供犠(ヤジュニャyajña)に対してとった生命尊重の儀礼の形式でもある。
初期の教団では、衣服、飲食(おんじき)、臥具(がぐ)、湯薬を僧団に供養(四事(しじ)供養)したのをはじめとし、のちには土地や精舎(しょうじゃ)や塔廟(とうびょう)などを供養した。しかし、さらに供養に財と法の区別(二種供養)を認めるようになった。大乗仏教では、堂塔の供養よりも、読経や書写などの精神的供養が力説されて、恭敬(くぎょう)、礼拝(らいはい)、合掌(がっしょう)など、種々の供養法が増加した。また、仏以外にも、仏と同様の性格を特定の対象に認めて、供養塔が設けられたり、さらには一般の死者に対しても塔婆(とうば)供養などの回向(えこう)をすることにも用いられるようになった。このような形式から、供養のための法会(ほうえ)をもさしていうようになり、それには死者のために冥福(めいふく)を祈る追善(ついぜん)供養、餓鬼(がき)に施しをする施餓鬼(せがき)供養などがある。そのほか、俗に魂入れと称して、仏像に眼(め)を入れて新しく迎える開眼(かいげん)供養とか、経供養、鐘供養などがある。また1000人の僧を招いて食事などを供養する千僧(せんそう)供養会(え)とか、多くの仏教行事類を供養とよび、供養の意味は拡大していった。
[石上善應]
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精選版 日本国語大辞典
きょう‐よう ‥ヤウ【供養】
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く‐よう ‥ヤウ【供養】
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