@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

保護関税【ほごかんぜい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

保護関税
ほごかんぜい
protective duty
国内産業の保護,育成のために輸入品に課する関税。国家の財政収入の確保を目的とする財政関税と同じく国庫の財源確保が目的ではあるが,直接には,国内産業を圧迫する外国商品の輸入を阻止することにあり,保護の内容によって次のようなものがあげられる。 (1) 育成関税 先進工業国の競争の脅威から国内幼稚産業を保護,育成するために,おもに発展途上国において設定されるもの。 (2) 維持関税 国内産業が一応自立した段階で,なお国際競争力に欠ける既存の弱小産業を維持,保護するため,あるいは停滞,老衰産業の退勢を阻止するために設定されるもの。 (3) カルテル関税 独占資本の国内市場支配と独占利潤の確保,海外進出を目的とするもの。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ほご‐かんぜい〔‐クワンゼイ〕【保護関税】
国内産業を保護する目的で、輸入品に課する関税。→財政関税

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

会計用語キーワード辞典

保護関税
輸入品に関税が課せられると、その分だけコストが増加し、国産品に対して競争率が低くなることになります。このような、関税による国内産業保護という機能のことを保護関税といいます。現在では、関税の機能として国内産業保護が中心となっています。

出典:(株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」

世界大百科事典 第2版

ほごかんぜい【保護関税】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ほごかんぜい【保護関税】
国内産業を保護するため、競合する輸入商品に課する関税。 → 財政関税

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

保護関税
ほごかんぜい
protective duties
国内産業を外国との競争から守るために輸入品に課する関税。関税が課せられるとその分だけ輸入品価格は上昇するので、輸入品需要は減少する。一方、輸入品と競争的立場にある商品を生産している国内産業は、関税分だけ輸入品の国内価格が上昇するのに応じて国内供給を増加しうるという保護効果を受けることになる。このように、保護関税は価格メカニズムの作用に基づき輸入を調整し、国内の産業を保護する。ガット(GATT、関税および貿易に関する一般協定)やその後身の世界貿易機関(WTO)が、輸入の量的制限を否定し、関税の引下げを意図しているものの、その除去を規定していないのは、保護関税がこのように価格メカニズムに即した貿易政策の主要な手段であるからにほかならない。保護関税の代表的なものとして、育成関税(教育関税)と維持関税とがある。前者は、将来の成長性は期待しうるが現在は幼稚である国内産業を保護・育成する目的のものであり、経済的進歩のための関税といえる。後者は、すでに国際競争力が失われた産業であるが、生産を縮小すると大量な失業の発生など大きな社会問題となるので当面この産業を維持しなければならないという目的のものであり、社会的安定のための関税といえる。保護関税はこのほかに、保護期間の長短により一時的保護関税と長期的保護関税、保護の対象となる産業により農業保護関税と工業保護関税、税率の程度により禁止関税と適度の保護関税(制限関税)などに分類されている。[田中喜助]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ほご‐かんぜい ‥クヮンゼイ【保護関税】
〘名〙 国内産業を保護するために、自国商品と競争する輸入品に対して課する関税。保護税。→財政関税
※報知新聞‐明治四四年(1911)一一月一三日「保護関税(ホゴクヮンゼイ)を害用して」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

保護関税」の用語解説はコトバンクが提供しています。

保護関税の関連情報

他サービスで検索

「保護関税」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation