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信号機【しんごうき】

日本大百科全書(ニッポニカ)

信号機
しんごうき

色、光、形、音などの一定の符号によって、主として車両または人へ信号を伝えるための交通信号用の機器。鉄道用の信号機と道路用の信号機がある。

[北原文夫]

鉄道用の信号機

鉄道における列車、車両の安全な運行を確保するための装置である。鉄道線路の一定区域に、列車、車両などが進入することの是非、速度などの条件を知らせるもので、用途に応じて信号、合図、標識に分けられる。さらに信号は構造によって灯光式(色灯式、灯列式)と腕木式に分けられる。

 列車速度が遅く、運転本数が少ない時代には、信号機も単に事故を未然に防止するために設備されたが、列車速度が速くなり、また運転本数が多くなってくると、信号機は、線路容量を増し、効率的に列車運転を行わせるための設備という意味も強くなり、鉄道経営に占める位置づけも高くなってきた。1872年(明治5)日本最初の鉄道が開通したときは、相図柱(あいずちゅう)という名称の腕木式信号機が用いられた。その後、1904年(明治37)の甲武鉄道において、最初の円板式自動閉塞(へいそく)信号機が用いられ、以後、色灯式自動信号機、停止信号情報を列車に伝達する自動列車停止装置(ATS)、運転許容速度にあわせて自動的に列車を制御する自動列車制御装置(ATC)など、信号機を中心とした信号保安装置の発展は目覚ましく、保安度は格段に向上してきた。

[北原文夫]

道路用の信号機

主として道路交差点における自動車、自転車、通行人などの通行優先権を割り振るための装置である。信号現示方式は、赤、黄、青の3色が一般的であるが、用途に応じて青、黄の矢印がついたものもある。また、歩行者専用のものは、自動車専用のものと区別するために、赤、青の角型二現示方式となっている。

 道路信号機は、当初は手動による信号板方式であったが、昭和初めに電気式信号機が用いられ、今日に至っている。信号機の制御は、交差点個々に制御する「単独式」と、幹線道路沿いの一連の交差点もしくは、特定地域内の交差点群を総合的に制御する「系統式」とに分けられる。また、おのおの、一定時間で現示変化をさせる「定周期制御式」と、車両感知器により自動車通行量を測定し、コンピュータが、地域全体の自動車交通流を最適になるように判断し、制御する「感応制御式」とがある。

[北原文夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

しんごう‐き シンガウ‥【信号機】
〘名〙 信号を送る装置。特に交通の安全を確保するための信号を送る機械。交通機関のためのものは鉄道用と道路用とに分かれ、青(緑)、黄(橙)、赤の色灯や腕木を用いる。
※逓信省令第三五号‐明治三三年(1900)八月一〇日「前項第三号及第四号の信号機は」

出典:精選版 日本国語大辞典
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デジタル大辞泉

しんごう‐き〔シンガウ‐〕【信号機】
信号2

出典:小学館
監修:松村明
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