●信時潔【のぶとき きよし】
美術人名辞典
信時潔
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デジタル大辞泉
のぶとき‐きよし【信時潔】
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
信時潔 のぶとき-きよし
明治20年12月29日生まれ。東京音楽学校(現東京芸大)卒業後ドイツに留学し,ゲオルク=シューマンに師事。大正12年母校の教授となる。昭和17年芸術院会員。38年文化功労者。昭和40年8月1日死去。77歳。大阪出身。作品に「海道東征」「海行かば」「沙羅(さら)」など。
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世界大百科事典 第2版
のぶとききよし【信時潔】
作曲家。京都に生まれ大阪で育つ。東京音楽学校でチェロと作曲を学ぶ。1920年から約2年間,文部省派遣留学生としてベルリンに滞在。バッハやベートーベンからレーガー,R.シュトラウス,スクリャービン,シェーンベルクまで実に豊富な作品に触れ,多数の楽譜や音楽書を東京に持ち帰った。信時の蔵書(とくにシェーンベルク関係文献)が日本における20世紀音楽の受容に果たした役割は大きい。帰国後,1923年から母校の教授として門下生の育成に努めた。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
信時潔
のぶとききよし
[没]1965.8.1. 東京
作曲家。 1910年東京音楽学校卒業。 20年ドイツに留学し,G.シューマンに師事。 23~32年東京音楽学校教授。ドイツ風の古典的和声に忠実で堅実な作風で,第2次世界大戦中は作品『海ゆかば』が非常に広く歌われた。代表作は歌曲『沙羅』,交声曲『海道東征』,合唱曲『あかがり』など。 42年帝国芸術院会員となり,63年文化功労者に選ばれた。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
信時潔
のぶとききよし
(1887―1965)
作曲家。大阪生まれ。東京音楽学校でチェロと作曲を学び、1910年(明治43)卒業後さらに研究科を修了して、20年(大正9)ドイツに留学、作曲をゲオルク・シューマンに師事。帰国後母校の教授を務めた。42年(昭和17)芸術院会員、63年(昭和38)文化功労者。作風はドイツの古典的手法による堅実で荘重なもので、『木の葉集』(1934)などのピアノ曲、『沙羅(さら)』(1935)、『やまとには』(1939)などの歌曲や合唱曲が多い。紀元2600年記念祭で初演された交声曲『海道東征』(1940)は、日本人の手になる本格的なカンタータとしてしばしば演奏され、また大伴家持(おおとものやかもち)の歌詞による合唱曲『海ゆかば』(1937)は第二次世界大戦中によく歌われた。
[船山 隆]
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精選版 日本国語大辞典
のぶとき‐きよし【信時潔】
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