●僧綱【そうごう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
僧綱
そうごう
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デジタル大辞泉
そう‐ごう〔‐ガウ〕【僧綱】
2 僧官と僧位の総称。僧正・僧都・律師と、法印・法眼(ほうげん)・法橋(ほっきょう)。
3 「僧綱領(そうごうえり)」「僧綱頸(そうごうくび)」の略。
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世界大百科事典 第2版
そうごう【僧綱】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
僧綱
そうごう
僧尼の綱維を保ち、諸寺を監督するために設けられた僧官の総称。中国に始まり、職位には僧統、僧録などの称を用いた。日本では、京師の諸寺より推挙された智徳(ちとく)兼備の人物が任命され、綱所(こうじょ)にあって事務を行い、僧正(そうじょう)、僧都(そうず)、律師(りっし)の三階の称が用いられ、これをさらに大・少・正・権などに分けた。人数も『弘仁格(こうにんきゃく)』には僧正・大僧都各1人、少僧都2人、律師4人と定められたが、のちに漸次増員し、864年(貞観6)にはこれらに相当する僧位として、僧正に法印大和尚位(ほういんだいかしょうい)、僧都に法眼(ほうげん)和尚位、律師に法橋上人位(ほうきょうしょうにんい)が設けられたこともあって、人数の増加に拍車をかけ、1086年(応徳3)には27人と激増し、有名無実となった。現在では各宗で僧の位階を示すのに用いる。
[石田瑞麿]
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精選版 日本国語大辞典
そう‐ごう ‥ガウ【僧綱】
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旺文社日本史事典 三訂版
僧綱
そうごう
僧正・僧都・律師からなる。624年に初めて設けられ,律令時代には重要な意味を持った。819年には僧正・大僧都・少僧都各1人,律師4人と定められた。平安末期以後実質を失った。
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