@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

【げん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


げん
Yuan; Yüan
モンゴル人が中国を征服して建てた王朝 (1271~1368) 。モンゴル帝国第4代皇帝モンケ (憲宗) の死後,帝位継承争いのなかから中統1 (1260) 年世祖フビライ・ハンが即位し,大都に遷都。至元8 (71) 年国号を大元とし,南宋を征服,満州チベットを併有,高麗を属国とし,東アジアをほぼ統一する大帝国を建設。政治機構は宋,金のそれに類似し,大領土支配のため自治的機能をもつ行省を,直轄地を支配する中書省出先として設けた。支配民族のモンゴル人,色目人 (西方人) ,被支配民族の漢人 (金国人) ,南人 (南宋人) の順位の身分制を設けて支配し,官庁の長は前2者が占めた。また,駅伝制度ジャムチ (站赤) を整え,大領土支配を滑にし東西交渉の繁栄を招き,紙幣である (しょう) を法貨とした。至元 31 (94) 年の世祖の死後約 30年元朝の盛期は続いたが,皇位継承争いと権臣悪政によって乱れ,至正 28 (1368) 年8月順帝は,紅巾 (→紅巾軍 ) 出身のの太祖 (→洪武帝 ) により漠北に追われて元朝は滅びた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。


げん
element
数学用語。要素,元素ともいう。集合をつくっている個々の対象をいう。 aが集合 Mの元であることを表わすのに,記号 aMを用い,aMに属すると読む。要素という表現は,行列行列式にも用いられる。行列あるいは行列の要素 (成分) とは,それらを構成する個々のあるいは文字をさす。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

げん【元】
数学で、
方程式未知数の数。「二方程式」
集合をつくっている一つ一つのもの。要素。
yuan中華人民共和国通貨単位。1元は10角(かく)人民元。ユアン。記号¥。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

げん【元】
中国の王朝の一。モンゴル帝国第5代の皇帝フビライが1271年に建国。首都は大都北京)。のち南宋を滅ぼして中国を統一。高麗(こうらい)安南・タイ・ビルマなどをも従えて、大帝国を築いたが、1368年、の太祖朱元璋(しゅげんしょう)に滅ぼされた。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

げん【元】[漢字項目]
[音]ゲン(漢) ガン(グヮン)(呉) [訓]もと はじめ
学習漢字]2年
〈ゲン〉
物事のもと。根本。「元気元素還元根元復元
はじめ。「元始
頭部。「元服黎元(れいげん)
第一の人。かしら。「元首元帥元老
大きい。「元勲
年号。「元号改元紀元
中国の王朝の名。「元寇
〈ガン〉
もと。「元金元利
はじめ。「元日元祖元年元来
〈もと〉「元手元値家元地元根元身元
[名のり]あさ・ちか・つかさ・なが・はじむ・はる・まさ・ゆき・よし
[難読]筒元(どうもと)

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

もと【元/旧/故】
《「本(もと)」と同語源》以前。むかし。副詞的にも用いる。「―の同僚」「この地に―から住んでいる人」「―あった所に戻す」「―大臣

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

がん【元】[漢字項目]
げん

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ユアン【元】
《〈中国語〉》⇒げん(元)2

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

占い用語集

暦上の基準となる「はじまり」を指す言葉。紀年法では元年のことであり、元号は元年から始まる一連の時代につけられた呼び方。を作成する計算のために設けられる暦元のことを指す場合もある。

出典:占い学校 アカデメイア・カレッジ
Copyright (C) 2007 AKADEMEIA COLLEGE All Rights Reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

げん【元 Yuán】
中国大陸,台湾香港に流通する行券の基本単位。ただしそれぞれの地域によりその基礎が同一でないことはもちろんである。歴史的にはを通貨用に円(円)く鋳造したことから銅円という言葉が生まれ,円が貨幣単位として使われるようになった。元は円と中国語で同音である。近代的通貨としての元は1933年,35年の幣制改革後に成立した。清末までは,伝統的な銀,銅などの鋳貨と列強銀貨に模して発行するようになった銀元とが併存した。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

げん【元 Yuán】
中国を支配したモンゴル民族の王朝。1260‐1368年。国号の元は1271年(至元8)に《易》のの〈大いなるかな乾元,万物資始す〉に基づき,定められた。
【政治】
 1205年アルタイ地方に拠る強敵ナイマン部の撃滅をもって完結した太祖チンギス・ハーンのモンゴリア統一によって,後年アレクサンドロス大王の帝国をも凌駕するまでに成長するモンゴル帝国はその政治的基盤を固めた。ところで牧畜経済にとって唯一の資財たる家畜はその累積がきわめて困難な関係上,遊牧国家がその発展を期するために隣接する異なる経済圏の制圧を企てるのは匈奴帝国以来の通例である。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

げん【元 element】
ある集合を作っているおのおののものを,その集合の元,または要素という。例えば,実数全部の集合Rについては,各実数がその元(要素)であり,自然数全体の集合Nについては,1,2,3,……がその元である。aが集合Mの元であることを表すのにはaM,またはMaのように∈,∋を用いるのがふつうである。aMの元ではないことはaM,Maのように∉,∌を使うことが多いが,が使われることも少なくない。上のR,Nについて,例えば,0.5∈R,0.5∉Nである。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

事典・日本の観光資源

(和歌山県紀の川市)
美しい日本のむら景観100選指定の観光名所。

出典:日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

がん グヮン【元】
〘名〙
① (「がんきん(元金)」の略から) 勘定。金高。また、もうけ、利潤などをいう上方の語。
② 以前遊里で放蕩した人の異称。
※浮世草子・新吉原常々草(1689)下「元all>(グン)といふは前にも注するごとく元(もと)此里の沙汰功者(かうしゃ)なれば」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

げん【元】
[1] 〘名〙
① 物事の根本、はじめ。もと。
※制度通(1724)一「元とは天子元士の元のごとくはじめと云ことなり」 〔易経‐乾卦〕
② 首。頭。また、君主、元首。
※古事記(712)序「潜龍元(げん)を体し、(せんらい)期に応じき」 〔広雅‐釈古・四〕
③ 万物を生ぜしめる天地のはたらき。気。〔班固‐幽通賦〕
④ 人民。衆庶。〔漢書‐郊祀志下〕
⑤ 元号。年号。
※続日本紀‐大宝元年(701)三月甲午「建元為大宝元年
⑥ 改元の第一年目。新しい天子が即位した最初の年。〔春秋〕
⑦ 中国の貨幣の単位。一元は一〇角。
⑧ オランダの旧貨幣単位、「グルデン」の訳語。
※和蘭学制(1869)〈内田正雄訳〉小学条例「元は和蘭の『ギュルデン』にして、『ギュルデン』二個半を以て『ドルラル』一個に換ふべし」
⑨ 中国の讖緯説(しんいせつ)でいう時間の単位。六〇年説、四五六〇年説などがある。→一元
※制度通(1724)一「六十年を一元とす」
⑩ 数学で、方程式の未知数。その個数によって、方程式を一元・二元・三元方程式などと区別していう。
⑪ 数学で、集合を構成している個々のもの。元素。要素。
[2] 中国を支配したモンゴル族の王朝。一二七一年、モンゴル帝国第五代大汗フビライが国号を元として成立。都は大都(北京)。一二七九年、南宋を滅ぼし、中国を統一。モンゴル、チベット、中国東北部まで領し、さらには朝鮮半島・日本・東南アジアなど周辺に出兵した。モンゴル至上主義の立場から民族的身分制をたてたが、漢民族の反発と過度の誅求による財政不安、社会不安が白蓮教の乱(紅巾の乱)の原因となり、一三六八年、一一代で明に滅ぼされた。大元。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版


げん
1271〜1368
モンゴル族が中国に建てた王朝
チンギス=ハンに始まるモンゴル帝国は,オゴタイ=ハンのとき金を滅ぼして(1234)華北を支配。モンケ=ハンは華北の経営を弟のフビライに委ねた。モンケの没後,フビライは大ハン(元の世祖)となり,都を大都(現在の北京)とし,国号を元と定めた(1271)。1279年に南宋を滅ぼし,中国最初の異民族による統一王朝となる。フビライ=ハンは対外積極策をとり,東アジアの大部分を支配下に収めたので,東西交流は非常に盛んとなった。ハイドゥの乱以後,イル−ハン国を除く3ハン国は大ハンの支配から事実上離れていったが,モンゴル帝国としてのゆるやかな連合は維持されていた。巨大な中国を支配するに際し,元はこれに同化されないように,中国文化を軽視し,科挙を一時廃止するなどの配慮をした。元は住民をモンゴル人・色目 (しきもく) 人(西域諸国人)・漢人(金朝治下の中国人・女真人)・南人(南宋治下の中国人)の4つの身分に分け,中国人を圧迫してモンゴル人の支配を維持しようとした(実際には,このような厳格な身分制度はなく,こうした区別は1315年に再開された科挙の合格枠に適用された程度にすぎない,ともされている)。しかし連年の征戦,ラマ僧への供養 (くよう) ,色目人財政官の不正や唯一の通貨である交鈔の乱発などによる財政破綻,漢民族の反抗などによって国力は衰弱し,1368年明の朱元璋に滅ぼされた。モンゴルに逃れた子孫の北元はしばらく勢力を保った。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社日本史事典 三訂版


げん
モンゴル帝国第5代皇帝フビライが建国した中国の王朝(1271〜1368)
中国本土・満州・蒙古・チベットにわたる大帝国を形成。都は大都(現北京)。東西交通路が整備され,東西文化が交流したが,1368年明に滅ぼされた。フビライの時代の日本来襲(元寇 (げんこう) )は失敗したが,その後日本との通商はとだえず,建長寺船・天竜寺船の派遣,僧一山一寧 (いつさんいちねい) の渡来などがあった。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

」の用語解説はコトバンクが提供しています。

元の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation