@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

充填剤【じゅうてんざい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

充填剤
じゅうてんざい
(1) filler ゴムや石鹸の製造に際して,その機能や利用効果に変化を与えないで容量を増すために添加される物質をいう。機能を変化させる他の添加物,たとえば補強剤や起泡剤などと区別されるのが普通である。 (2) packings,packing materials 混合物を分離する手段の一つであるクロマトグラフィーを行う際に,化合物の・脱着を行わせる微細な粒子とした無機あるいは有機固体材料。無機充填剤としてシリカゲル,アルミナ,表面処理したシリカゲル,有機充填剤としてセルロースなど。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

充填剤
じゅうてんざい
filler
ゴムやプラスチックなどを製品化するに際し、製品の品質を向上させたり、品質の多少の低下を犠牲にしても増量によって価格を下げることなどを目的として加える物質をいう。たとえば、加硫度の低い天然や合成のジエンゴムは比較的軟らかい弾性体で、ゴム輪、手袋などに使用されているが、これにカーボンブラックを配合すると、引張りや摩擦に対して強くなり、自動車タイヤやベルトなど重い荷重にも耐える製品が生まれる。フェノール樹脂尿素樹脂(ユリア樹脂)も樹脂だけでは十分な強度をもたないので、木粉、アスベスト石綿)、パルプ粉などを加えて、機械的性質、耐熱性などの向上が図られている。ポリ塩化ビニル樹脂に配合される沈降炭酸カルシウムなどは増量用で、価格を安くするために用いられる。しかし床タイルなどでは、ポリ塩化ビニル樹脂100部に対し、これらを300部まで配合し、摩耗にも強い固さになるようにしている。紙にも、紙質を不透明にし、印刷適性を与えると同時に、重量を増すことを目的として、滑石、硫酸バリウムなどが添加される。また、せっけんには浴用(固形)、洗濯用(固形、粉末)、薬用、工業用(固形、ペースト)などがあり、用途にあわせて酸化防止剤、着色料、香料、消毒剤、ラノリンやスクワレン(スクアレン)などが添加される。グリースには潤滑性能を高めるため、グラファイト(石墨、黒鉛)、アスベスト、雲母、亜鉛、酸化亜鉛、酸化カルシウム、酸化モリブデンなどの粉末が用いられる。[蜷川 彰]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

じゅうてん‐ざい【充填剤】
〘名〙
① 物質の性質を向上させたり、増量・着色などのために添加する化学物質。例えばゴムに対する可塑剤、軟化剤、プラスチックに対する可塑剤、基剤、石鹸における洗浄促進剤など。〔実用印刷技術(1957)〕
② クロマトグラフィーでカラムにつめる吸着剤や反応管につめる触媒などをいう。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

充填剤」の用語解説はコトバンクが提供しています。

充填剤の関連情報

関連キーワード

フィラー顔タグミーミックス奴隷制廃止運動フェノール樹脂難視聴地域

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation