●先祖【センゾ】
デジタル大辞泉
せん‐ぞ【先祖】
1 家系の初代。祖先。
2 その家系に属した過去の人々。祖先。「先祖 代々の墓」
2 その家系に属した過去の人々。祖先。「
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世界大百科事典 第2版
せんぞ【先祖】
死者の霊が一定の期間を経て清められ,やがて崇拝・祭祀の対象とされるようになったもの。心理的にいえば死者の霊は生者に危害を加える恐怖の源泉であるが,しかしこの死霊は供養と祭祀によって浄化されて先祖(または祖先)となり,生者や家や共同体を守る親愛の対象となる。また,かつてH.スペンサーが説いたように進化論的な立場からすれば,先祖にたいする崇拝はカミ(神)にたいする崇拝の一歩手前の段階を示し,先祖の観念をもたない未開宗教よりは一歩進んだ段階をあらわすものといえる。
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精選版 日本国語大辞典
せん‐ぞ【先祖】
〘名〙
① (「せんそ」とも) 家系の初代。血統の初代。また、初代以後、現存の人に至るまでの人々。代々の家系に連なり、その家の御霊屋(みたまや)にまつられている人。祖先。とおつおや。
※続日本紀‐霊亀元年(715)一〇月丁丑「先祖以来、貢二献昆布一、常採二此地一」
※源氏(1001‐14頃)若菜上「かのせんそのおとどは、いとかしこくありがたき心ざしを尽くして」 〔書経‐多士〕
② 比喩的に、ある物事の起こり。はじまり。
※江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七「大道宣伝は吉原の花魁(おいらん)が先祖(センゾ)である」
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