●光沢【コウタク】
デジタル大辞泉
こう‐たく〔クワウ‐〕【光沢】
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世界大百科事典 第2版
こうたく【光沢 gloss】
つやのある物体を見るとき,その物体の形や色など物体そのものを見るほかに,その物体に他の物体がうつった像も見ている。はっきりと強い像がうつるものは〈つや〉の高い物体で,像のうつらないものはつやのない物体である。つやと同じような意味の言葉に,〈光沢〉という言葉がある。写真の印画紙などのぴかぴかした感じのつやのあるものを光沢面と呼んだり,反対につやのないものを無光沢と呼んだりする。つやまたは光沢は,物体からの反射光の性質を表すものでなく,光の反射に関係した物体表面の性質を表すものである。
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精選版 日本国語大辞典
こう‐たく クヮウ‥【光沢】
〘名〙
① 物の表面が光を受けて輝くこと。物の表面のつや。ひかり。輝き。〔病論俗解集(1639)〕
※南郭先生文集‐三編(1745)一・人日登台「春風吹二万物一、光沢動二園林一」
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一〇「『アルミ』の光沢(クヮウタク)」
② 仏語。仏の光明に照らされて智慧が現われてくること。
※三帖和讚(1248‐60頃)浄土「光雲無碍如虚空 一切の有碍にさはりなし 光沢かふらぬものぞなき」
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