●兌換券【だかんけん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
兌換券
だかんけん
convertible note
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世界大百科事典 第2版
だかんけん【兌換券 convertible bank note】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
兌換券
だかんけん
convertible banknote 英語
einlösliche Banknote ドイツ語
本位貨幣(または正貨)との兌換が保証されている銀行券のことで、正式には兌換銀行券という。兌換の約束のない不換銀行券に対比される。銀行券は本来、兌換券であり、その保有者に対して、要求ありしだい額面の貨幣を支払うという銀行の債務証書である。これが流通するようになったことから信用貨幣ともいわれる。発行銀行は、兌換準備金を保有しなければならないが、信用創造によって兌換準備以上の銀行券を発行することができる。しかし、兌換券は、兌換によってその紙幣価値が一定されており、商品取引や債務の決済の必要によってその流通も規制されているので、銀行が任意に発券を拡張することはできない。かつてはどの銀行も兌換券を発行していたが、券面金額の統一化、小額化とともに、中央銀行による発券の集中・独占化、および中央銀行券への法貨資格の付与によって、兌換券は中央銀行券に統一され、いわば現金化するに至った。日本銀行券は、1885年(明治18)の発行開始から1931年(昭和6)まで兌換券であり、当初は銀貨兌換、1897年以降は金貨兌換であった(ただし、第一次世界大戦の影響で1917年(大正6)9月から30年1月までは金本位制が停止され、金貨兌換は行われなかった)。
[齊藤 正]
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精選版 日本国語大辞典
だかん‐けん ダクヮン‥【兌換券】
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デジタル大辞泉
だかん‐けん〔ダクワン‐〕【×兌換券】
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