●入門【ニュウモン】
デジタル大辞泉
にゅう‐もん〔ニフ‐〕【入門】
[名](スル)
1 門のうちにはいること。「葷酒(くんしゅ)の入門 するを許さず」
2 師について、弟子となること。「落語家に入門 する」
3 学問・技芸などを学びはじめること。「パソコンの入門 書」
1 門のうちにはいること。「葷酒(くんしゅ)の
2 師について、弟子となること。「落語家に
3 学問・技芸などを学びはじめること。「パソコンの
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世界大百科事典 第2版
いりかど【入門】
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精選版 日本国語大辞典
にゅう‐もん ニフ‥【入門】
〘名〙
① (━する) 門の中にはいること。
※風俗画報‐三六九号(1907)人事門「入門(ニフモン)せんとせし者も忽ち引返して通路に立塞がり居る内」 〔儀礼‐士相見〕
② (━する) 弟子となって、師の教えを受けること。弟子入りすること。
※正法眼蔵(1231‐53)行持「ただ宿殖般若の種子ある人は、不レ期に入門せるも」
③ (━する) その事に初めてとりかかること。物事の最初の段階。入り口。初歩。
※至花道(1420)二曲三体事「習道の入門(ニウモン)は、二曲三体を過ぐべからず」
④ 初心者のために書かれた手引書。てびき。
※洒落本・風俗八色談(1756)一「入門(ニウモン)を見て薬を与へ、師伝もなくて医者の真似をする族(やから)が多い」
⑤ たいせつな箇所。肝要な箇所。要点。
※沙汰未練書(14C初)「内談之時、先以二入門一有二其沙汰一、〈入門とは肝要事也〉」
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故事成語を知る辞典
入門
先生について、学問・技芸などを学び始めること。また、広く学び始めること。
[使用例] 師匠は一刀流の剣客で高杉銀平といい、十九歳の平蔵が入門したころ、すでに五十をこえていたが[池波正太郎*鬼平犯科帳 本所・桜屋敷|1968]
[由来] 「論語―子張」に出て来るエピソードから。孔子の弟子の子 貢 は、孔子よりすぐれているのではないか、とうわさされていました。それを聞いた子貢は、「屋敷にたとえるなら、私の塀は肩ぐらいの高さで、中をのぞくことができます。しかし、先生の塀はずっと高いので、『其 の門を得て入る(きちんと入り口から入る)』のでなければ、偉大さがわからないのです」と答えたそうです。ここから、先生について学ぶことを「入門」というようになりました。
[使用例] 師匠は一刀流の剣客で高杉銀平といい、十九歳の平蔵が入門したころ、すでに五十をこえていたが[池波正太郎*鬼平犯科帳 本所・桜屋敷|1968]
[由来] 「論語―子張」に出て来るエピソードから。孔子の弟子の
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