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八代平野【やつしろへいや】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

八代平野
やつしろへいや
熊本県南部,八代海にのぞむ低平な沖積平野。中心都市は八代市球磨川,氷川,砂川,大野川などの堆積作用干拓により形成された平野で,面積約 230km2のおよそ3分の2は,加藤清正の造成以来,現在までに干拓されたもの。広大な水田では冬季の温暖な気候を利用して施設による園芸農業が発達し,トマト,キュウリスイカイチゴメロンなどを産する。イグサ栽培も盛んで,肥後表の加工は農家の重要な副業になっている。 1967年北部に完成した不知火干拓地では,大型機械農業を導入し,共同作業による米,ムギの生産が行われている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

やつしろへいや【八代平野】
熊本県中南部に展開する平野。北は宇土半島の付け根から南は八代市日奈久に至り,東は益城(ましき丘陵と八代・日奈久断層崖で限られ,西は八代海に面する。この平野は,九州山地から八代海に注ぐ球磨川をはじめ氷川,砂川,大野川などのつくる南北に細長い扇状地性の複合三角州と干拓地からなる。平野の約55%は近世初頭以来の干拓地で,なかでも八代郡町の七百町新地(1821完成)は藩政時代の干拓地としては最大である。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

八代平野
やつしろへいや
熊本県南西部、宇土(うと)半島、豊田(とよた)分丘山地、九州山地北部ならびに八代海に囲まれた熊本平野の南半域。日奈久(ひなぐ)断層崖(がい)と直交するような形状で八代海に流れ込む砂川、氷(ひ)川、鏡川、球磨(くま)川などの複合三角州と、その西の干拓地とからなるこの平野は、県下でも有数の二毛作田地帯である。水稲とイグサ栽培との組合せは有名であるが、用水不足地域が広く分布し、また八代海に臨んでいる干拓地では海面下の低湿地帯が多くみられるため、単位収量的には両作物ともに県下最低の地位にある。また、昭和40年代末からの米の減反政策の実施、イグサ乾燥燃料の高騰などが土地利用に変化をもたらしてきており、海岸部干拓地はプリンスメロン、トマト、キュウリの施設園芸栽培に利用されている。[山口守人]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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