●八岐大蛇【やまたのおろち】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
八岐大蛇
やまたのおろち
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デジタル大辞泉
やまた‐の‐おろち〔‐をろち〕【八岐大蛇】
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世界大百科事典 第2版
やまたのおろち【八岐大蛇】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
八岐大蛇
やまたのおろち
八尾(はちび)の神霊の意。記紀神話で、肥河(ひのかわ)の八岐大蛇は年ごとに一人ずつの娘を食い、いままたその大蛇がくると嘆いていた足名椎(あしなづち)・手名椎(てなづち)の夫婦に、最後の娘の奇稲田姫(くしなだひめ)を貢上させるが、素戔嗚尊(すさのおのみこと)がこの大蛇を酒槽(さかぶね)を用意させて退治する。そのとき、大蛇の尾の中ほどから神剣が現れ、天照大神(あまてらすおおみかみ)に奉献されて三種の神器の一つとなったという。この神話には、世界に広く分布するアンドロメダ型伝承(怪物の供犠(くぎ)となった美女を英雄が助ける話)や、漢の高祖の宝剣、斬蛇剣(ざんだけん)との関連が考えられている。しかし、この伝承の本源は、出雲(いずも)国須我川(すががわ)流域で行われていた豊饒(ほうじょう)祭の蛇神信仰にあり、その伝承はやがて同じ蛇神伝承をもつ肥河流域に移るとともに、新しい鉄文化を背景にもつ素戔嗚尊の伝承に吸収されて変質し、斬蛇剣伝承を加味して定着したものと考えられる。
[吉井 巖]
『松前健著『八岐大蛇神話の構造と成立』(『日本神話の形成』所収・1970・塙書房)』▽『三谷栄一著『出雲神話の生成』(『日本神話の基盤』所収・1974・塙書房)』
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精選版 日本国語大辞典
やまた‐の‐おろち ‥をろち【八岐大蛇】
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