●八朔【ハッサク】
デジタル大辞泉
はっ‐さく【八×朔】
2 ミカンの一品種。果実は表皮が滑らかでやや小形、甘味も多い。江戸末期に広島県因島で発見された。八朔柑(はっさくかん)。《季 春》「指こぞり―を剝けり専念に/波郷」
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デジタル大辞泉プラス
八朔
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世界大百科事典 第2版
はっさく【八朔】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
八朔
はっさく
旧暦の8月1日の節日(せちにち)である。いまでは9月1日に行っている土地がある。この日を盆の終わりとして八朔盆とも称する。八朔の行事は東日本より西日本のほうが盛んである。この日は稲刈りにはまだ早いが、未熟の稲を神に供えている。この日を田の実の節供とか頼みの節供とかいって、北九州では、家の主人が田んぼへ行って作頼みをするという。また多くの土地で普段世話になっている人に贈答する風がある。四国の高松市では、シンコマといって男の子のために、米の粉で裸馬の形をつくり贈答する風がある。三重県北牟婁(きたむろ)郡紀北(きほく)町の養海院では、八朔には盆踊りと同様な八朔踊りを踊るという。八朔に搗(つ)く餅(もち)を苦(にが)餅といっている例があるが、これは、この日から昼寝をすることがなくなり、夜なべ仕事が始まるからである。熊本県では、ナスに足をつけて花馬というものをつくり、田の神が乗って帰られるといって、これを海や川に流す風習がある。
なお、江戸時代には、徳川家康が1590年(天正18)8月1日に初めて江戸城に入ったところから、八朔の日は大名や旗本が白帷子(しろかたびら)を着て登城し、将軍に祝辞を述べる行事が行われていた。
[大藤時彦]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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動植物名よみかた辞典 普及版
八朔 (ハッサク)
植物。ミカン科の常緑低木,園芸植物
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精選版 日本国語大辞典
はっ‐さく【八朔】


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
八朔
はっさく
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