●八雲御抄【やくもみしょう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
八雲御抄
やくもみしょう
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デジタル大辞泉
やくもみしょう〔やくもみセウ〕【八雲御抄】
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世界大百科事典 第2版
やくもみしょう【八雲御抄】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
八雲御抄
やくもみしょう
鎌倉初期の歌学書。順徳(じゅんとく)天皇の著作。1221年(承久3)より前から執筆、承久(じょうきゅう)の乱(1221)後、佐渡の配所で手を加えてまとめられた。六巻。草稿本と再撰(さいせん)本とがあり、内容も若干の相違がある。巻一は正義部(六義や歌体、歌病(かへい)などの解説)、巻二は作法部(歌合、歌会や撰集などの作法に関する知識、記録を集めたもの)、巻三は枝葉部(天象、地儀以下17部についてことばをあげ、解説を加えたりしたもの)、巻四は言語部(世俗言=普通のことば、由緒言=由緒あることば、料簡言=難解なことばの三つをたてて多くのことばを解説)、巻五は名所部(名所の場所や出典を示したもの)、巻六は用意部(著者の歌論の披瀝(ひれき))。古代歌学の集大成であるとともに中世歌論の基盤となった名著で、いまでは散逸した書からの引用も多く、資料的価値も絶大である。
[井上宗雄]
『久曽神昇著『校本 八雲御抄とその研究』(1939・厚生閣)』
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精選版 日本国語大辞典
やくもみしょう やくもみセウ【八雲御抄】
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