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公共財【こうきょうざい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

公共財
こうきょうざい
public goods
公衆衛生,道路公園消防警察国防など,次の2つの特徴を有するおよびサービス。 (1) 特定の人 (消費者) をその財 (サービス) の消費から排除することができない (排除不可能性) 。 (2) 同時に多くの人々によって消費されることが可能で,したがって消費者の間でその財の消費をめぐる競合余地が生じない (消費の集団性) 。環境は公共財であり,それを破壊する公害の公共財とみなすことができる。市場機構は公共財に関して機能しないため,公共財は非市場的に供給される必要がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵

公共財
航海の安全を守る灯台のようなものは、利用した人がその利用度に応じて費用を払うという市場が存在しない。こうした財を公共財といい、経済学的には、供給されるものが多くの人にとって同時供給、同時消費であり、しかも金を払わなかった人に供給しないということができない(非排除性)サービスや財である。これに対して私的財は、1人が消費すれば、他はこれを消費することはできず、金を払わない人には供給しないという排除性を持っている。灯台のように同時供給、同時消費、非排除性の3つの性格を持つものを純公共財といい、大衆交通機関水道のような、同時消費の性格は持つが必ずしも非排除性の性格を持たない財を、準公共財ということもある。純公共財の供給は市場を持たないから、通常財政によって供給する。
(依田高典 京都大学大学院経済学研究科教授 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

こうきょう‐ざい【公共財】
個人共同で消費し、対価を支払わない人を排除できず、ある人の消費によって他の人の消費が妨げられない財・サービス。通常、国など公共部門によって提供される公園・一般道路・消防・警察など。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

こうきょうざい【公共財 public goods】
経済学において公共財は,財あるいはサービスに備わった特性によって定義される。第1の定義は,財の〈消費における非競合性〉に注目する。たとえば,灯台の光,ラジオ放送,花火,カの駆除等は,それらがもたらす便益をある個人が享受しても,他人が同時にその便益を享受するのを妨げない。このように,同時に同量の消費が複数の人によって可能な財・サービスを公共財という。これは,パン,理髪のように,ある個人による財の消費なりサービスの享受がその分だけ,他人に残された消費量なりサービス享受の機会を減らす,いわゆる〈私的財private goods〉に対する概念である。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

こうきょうざい【公共財】
不特定多数の個人が共同で享受できる財・サービス。通常、公的機関により提供される。公園・道路・警察など。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

公共財
こうきょうざい
public goods
消費において非競合性を有する財のことであり、この性格のゆえに排除原則を適用することが技術的に不可能であるか、技術的には可能であっても不必要に過大な人件費や物件費を要するために排除原則を適用することが経済的に望ましくない場合が多い。この場合には、消費者は負担を負わなくても公共財の消費の便益の享受から排除されないから、フリー・ライダー(ただ乗り)として行動することが合理的になる。すなわち、社会全体にとっては必要度は高くとも、その供給に必要な費用を徴収するメカニズムが市場には存在しないから、市場においては供給されず、いわゆる市場の失敗を引き起こすことになる。
 民間部門における市場を通した供給と、公共部門における非市場メカニズムを通した供給とが共存する混合経済体制においては、基本的には市場に依存しながらも、その失敗した場合にのみ公共部門により供給するという形をとるから、この種の性質をもつ財は公共部門により供給されることになる。しかし、公共財の定義は、供給主体が公共部門であるという規準に基づいてではなく、財に内在的な消費における非競合性という性格に基づいてなされている点に注意する必要がある。[林 正寿]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こうきょう‐ざい【公共財】
〘名〙 制限を受けることなく多数の人が消費でき、ある人の消費が他の人の消費を減少させることのない財やサービス。国その他公的機関によって提供される一般道路・公園・堤防や、警察・消防など。

出典:精選版 日本国語大辞典
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