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公安委員会(フランス革命)【こうあんいいんかい】

日本大百科全書(ニッポニカ)

公安委員会(フランス革命)
こうあんいいんかい
Comité de salut public フランス語

フランス革命中、1793年4月、国民公会によって設置された委員会。委員はまず9人、やがて12人、原則的に1か月ごとに議会によって選ばれるが、再選を認め、もっとも活動した時期はほとんど同一の委員で構成された。委員長は置かれず共同責任で、担当は一般政務がロベスピエール、サン・ジュスト、クートンたち、軍需生産と陸軍に関してはカルノーら、海軍はサン・タンドレ、外交はバレール、食糧補給はランデなどが担当。とくにロベスピエールを中心として権力を握り、「大委員会」とよばれた。委員会は国民公会に報告する義務があるが、その信任を得、行政府をしのぐ権限をもって財政を除く重要政策に介入、93~94年、内外反革命に対応する非常事態、いわゆる恐怖政治の中心的存在として、独裁的に機能した。しかし委員会内部に、ロベスピエール派とその他のグループとの分裂が生じ、また警察権をめぐって保安委員会と対立し、さらに国民公会の勢力も介入したため、94年7月、ロベスピエール、サン・ジュスト、クートンの没落をみることとなった。その後、恐怖政治が常態に復するにつれて、公安委員会の権限は軍事と外交に縮小され、95年10月、国民公会の解散とともに委員会は廃止された。

[山上正太郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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