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公庫【こうこ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

公庫
こうこ
全額政府出資の金融機関特殊法人一種中小企業農業,住宅建設,庶民金融などの特殊部門へ低利,長期の融資を行なう。理事任命や,事業および資金計画などの業務運営に関して主務大臣認可が必要とされるなど,国の強い統制に服する。かつては国民生活金融公庫(→国民金融公庫),住宅金融公庫中小企業金融公庫農林漁業金融公庫公営企業金融公庫などがあったが,政策金融改革による組織改編などを経て,2015年現在,沖縄振興開発金融公庫のみが存在する。財務・会計については「沖縄振興開発金融公庫の予算及び決算に関する法律」が規定する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

こう‐こ【公庫】
国の経済政策社会政策を実現するために融資を行う全額政府出資の金融機関国民生活金融公庫中小企業金融公庫農林漁業金融公庫などは平成20年(2008)の政府系金融機関改革によって株式会社日本政策金融公庫に統合された。また、住宅金融公庫は平成19年(2007)に住宅金融支援機構に改組された。

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世界大百科事典 第2版

こうこ【公庫】
100%政府出資の政府金融機関で,国民金融公庫住宅金融公庫,農林漁業金融公庫,中小企業金融公庫,北海道東北開発公庫,環境衛生金融公庫,公営企業金融公庫,中小企業信用保険公庫,沖縄振興開発金融公庫がある(1996年末現在)。これらの公庫は,おもに財政投融資資金などの政府資金を,それぞれの公庫が担当する特定分野に低利で貸し付け,政府が行政目的を遂行する一助にされる。民間金融機関の機能を補完する金融業務をおもな事業目的とする点で公社・公団と異なる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

こうこ【公庫】
政府が全額出資して経営する特別の金融機関。中小企業・農業・民生および地方産業開発のための資金の供給を目的として設置される。国民金融公庫・住宅金融公庫・中小企業金融公庫など。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

公庫
こうこ
比較的中小規模の政府金融機関(全額政府出資の金融機関)。政府金融機関でも大規模のものはおもに「銀行」という名称をつけている(日本政策投資銀行など)。公庫はそれぞれの特殊立法によって設立されており、役員の任免についても政府の権限が銀行より強くなっている。また、銀行が経営について比較的自主的に決定できるのに対し、公庫は事業計画などについて主務大臣の認可を受けることとなっている。政府系金融機関はそもそも国の政策として必要な業務を担っているのであり、また、多額の信用供与を行う機関なので、当該機関の予算は国会の議決対象となっている。したがって、資金調達についても、「財政融資資金と財投機関債等を適切に組み合わせた調達を基本とし、ALM管理(資産・負債の総合管理)や資金調達コストの観点から検討を行う」ことが2006年(平成18)の「政策金融改革に係る制度設計」で明記されている。ただし、日本政策金融公庫の国際部門である国際協力銀行(JBIC)は、長年築いてきた国際的な信用力を活用することが可能である。したがって、「政策金融改革に係る制度設計」においてもJBICの資金調達にあたっては、独自にもっとも効率的な方法で調達することが記されている。
 1999年までの公庫には金融公庫と単に公庫といわれているものとの2種類があった。
 金融公庫は、政府出資金と政府資金の借入金や政府保証債の発行によって調達した資金を合して、それぞれの目的に応じて融資することを主業務とするものであり、中小企業金融公庫、国民金融公庫、農林漁業金融公庫、沖縄振興開発金融公庫、公営企業金融公庫があった。これら金融公庫の機能をみると、中小企業金融、農林漁業金融、社会開発金融、地方公営企業金融など、民間金融だけではファイナンシャル・ギャップを生じやすい分野への専門的金融を行うことを中心としていた。しかし、2005年に出された「政策金融改革の基本方針」に基づき、2006年の「政策金融改革に係る制度設計」に沿って統廃合が行われ、中小企業金融公庫、国民金融公庫、農林漁業金融公庫は、国際協力銀行(国際金融部門)とともに、2008年10月日本政策金融公庫(日本公庫)にそれぞれ事業継承され、統合された。また、公営企業金融公庫は2008年10月地方共同法人地方公営企業等金融機構に事業承継されている。
 他方、単に公庫とよばれているものも1999年時点では、北海道東北開発公庫と中小企業信用保険公庫があった。前者は北海道および東北地方の産業の振興開発を促進するために長期資金の投融資を行うことを主機能とし、後者は各都道府県の信用保証協会が行う中小企業者の債務の保証に係る保険および同協会に対する貸付を行うことを主業務としていた。しかし、北海道東北開発公庫は1999年10月日本政策投資銀行に事業承継され、中小企業信用保険公庫も1999年7月中小企業総合事業団に事業承継された後、2004年7月中小企業金融公庫に事業承継され、その後、政策金融改革によって、現在は日本公庫に事業継承されている。[前田拓生]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こう‐こ【公庫】
〘名〙
① 国家の庫(くら)。国家の財。国庫。
※明六雑誌‐一六号(1874)西学一斑・五〈中村正直訳〉「又公庫を充足し、救助に欠ざらしめんことを要す」 〔宋史‐任伯雨伝〕
② 公共的、経済政策的目的のための融資を行なう全額政府出資の金融機関。国民生活金融公庫、住宅金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫など。
※海辺の光景(1959)〈安岡章太郎〉「公庫の役人と知り合ひだといふ男は」

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