●公式【こうしき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
公式
こうしき
formula
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デジタル大辞泉
こう‐しき【公式】
2 数や式の間に成り立つ関係を、数学上の記号を用いて表示した式。「
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日本大百科全書(ニッポニカ)
公式
こうしき
因数分解でよく利用する等式
a2-b2=(a+b)(a-b) (1)
や、円の面積Sと半径rとの関係を示す等式
S=πr2 (2)
のように、法則や定理を文字を用いた等式で表現したもので、いろいろな目的に対してよく利用されるものをいう。利用の頻度、重要性についての判断は人によって異なるので、どれを公式とみるかも人によって異なる。この意味では、定理や法則などの場合と同様、かなり価値判断のはいった主観的な語である。
(1)の式では、文字a、bにどんな数値を代入しても等号が成り立つ、すなわち恒等式であって、左辺の形の式の言い換えが右辺の形の式であることを示している。このように、恒等式である公式は、式表現の形を変えていく場合の根拠になるものである。これに対して(2)の式では、πの値は3.14……(円周率)として定まっているが、rやSにかってな値を代入しても等号は成り立たない。等号が成り立つようなSとrの値は、組になっている。すなわち、これはSとrについての方程式である。方程式の形の公式は、数の世界の外にある事象の関係を、数の世界の中の関係として表現したもので、数値の代入計算によって、ある量を算出するのに利用される。
[島田 茂]
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精選版 日本国語大辞典
こう‐しき【公式】
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