●公民【コウミン】
デジタル大辞泉
こう‐みん【公民】
2 公務員と民間。「給与の
3 学校の教科の一。現代社会の仕組みや社会倫理などについて学ぶ。公民科。
4 律令制で、口分田(くぶんでん)を受け、戸籍に登録され、租税を納める人民。良民。
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世界大百科事典 第2版
こうみん【公民】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
公民
こうみん
citizen
今日では市民と同義に用いられることが多い。現代社会の構成員として、政治ないし公務に積極的、能動的に参加するという地位、資格、活動の側面を強調していうことば。しかし古くは、公民は律令(りつりょう)制度のもとで貢納の義務を負う農民や、わが国の明治憲法下の旧市制・町村制において公務に参与する一定の限られた資格を有する住民をさした。日本国憲法下でもこのことばは法律用語として用いられている(労働基準法7条、教育基本法8条など)。したがってこのことばは、明治憲法下では臣民として参政権を有する立場を表すものであり、最近では、「公民科」「公民館」「公民権」などの用法にみられるように、政府や役所の側から参政権をみた場合に用いられるニュアンスがある。しかし、アメリカの黒人解放運動の一環として「公民権civil rights運動」という訳語が用いられている場合の公民は、市民とまったく同義である。同じことばが国連の国際人権規約の場合には「市民的権利」と訳されているからである。
[飯坂良明]
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精選版 日本国語大辞典
こう‐みん【公民】
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旺文社日本史事典 三訂版
公民
こうみん
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