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六斎市【ろくさいいち】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

六斎市
ろくさいいち
室町~江戸時代,月6回開かれた定期市。商品経済の発展に伴って,鎌倉時代中期頃から全国的に月3回の日切 (日ぎめの定期市) である三斎市が,月6回の定期市に発展。開催日が上・中・下旬に各2回 (1ヵ月6回) であったところから六斎市といわれた。応仁3 (1469) 年3月に出現した美濃大矢田郷市,文明1 (69) 年 12月の山城宇治郷市の例が最も早く,室町時代中期以降各地で開催された。戦国時代には大名領国内の新町,新宿建設の際しばしば開かれ,江戸時代にも関東,東北農村に長く存続した。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ろくさい‐いち【六斎市】
中世から近世にかけて、1か月に6回開かれた定期市。月に3回の三斎市が発展したもの。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ろくさいいち【六斎市】
中世から近世にかけて月のうち6回開かれた定期市。六斎とは仏教上の用語で月6日のを持して身をつつしむべき日のことで,六斎市も当初はこの六斎日にちなんで開かれたので,このようによばれたものであろう。しかし南北朝時代以降になると,それとは関係なく,もっぱら各地の経済的必要にもとづいて特定の日に開かれるようになった。市開催日も1と6,2と7,3と8,4と9,5と10といった組合せで,旬日に2日,月に6日開かれた。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

六斎市
ろくさいいち

中世・近世において月のうち6回開かれた定期市。六斎市の呼称は当初仏教関係行事と関連して市が開かれたことに由来するものと考えられるが、のちには交換経済の発達、戦国大名の市振興政策などに基づいて開かれるようになった。市開催日は、1と6、2と7、3と8といった組合せで、月に6回開かれた。史料上では南北朝初期と推定される常陸(ひたち)国国府(こくふ)(茨城県石岡市)六斎市、室町時代の応仁(おうにん)・文明(ぶんめい)年間(1467~87)の美濃(みの)国大屋田(おおやだ)(岐阜県美濃市)の紙市(かみいち)、山城(やましろ)国宇治郷(うじごう)(京都府宇治市)市が早い例で、戦国時代には諸大名の城下町や新宿(しんじゅく)の建設、市町(いちまち)振興などの目的で、多くの六斎市が開かれ、保護された。江戸時代には畿内(きない)・西国地方では地方城下町や在郷(ざいごう)町に交換機能を奪われて衰退したが、東国地方では農村商業の中心として存続したものもみられる。

[佐々木銀弥]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ろくさい‐いち【六斎市】
〘名〙 中世以降、月のうち六回開かれた定期市。それ以前の日切市(ひぎりいち)は月三回を普通としたが、商品流通の発展に伴って五日おきに月六回、市が立つようになった。
※洒落本・田舎芝居(1787)四立目「六斎(サイ)市に買った匂ひ油を」

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版

六斎市
ろくさいいち
中世〜近世,毎月6回開かれた定期市
室町時代,商品流通の増大につれ,10日ごとの三斎市から5日ごとの月6回の六斎市となった。商人近隣の市の日を違えてつぎつぎに巡回した。江戸時代は城下町に吸収されることが多かったが,現在名残をとどめるものもある。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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