●兵児帯【へこおび】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
兵児帯
へこおび
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世界大百科事典 第2版
へこおび【兵児帯】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
兵児帯
へこおび
和服用帯の一種。並幅または広幅の布をしごいて胴を二回りし、後ろで両輪奈(わな)に結んで締める簡単な帯。現在、男性と男女児の普段着に用いられている。帯地は男性のものは錦紗(きんしゃ)、紬(つむぎ)、縮緬(ちりめん)などの広幅物、男女児は薄手羽二重(はぶたえ)の並幅に絞り染め、ぼかし染めをしたもの、または無地のモスリンなどが用いられる。色は、男性、男児のものは黒、ねずみ、茶、藍(あい)など、女児用には赤、桃色、黄色など華やかな色物が用いられる。古くはしごき帯といい、明治維新のころ薩摩(さつま)藩士の間で筒袖(つつそで)、股引(ももひき)の上に白木綿のしごきを締め、これに刀をさすことが行われた。薩摩ではこのしごき帯を兵児帯とよび、これが着物の上に締められるようになって、一般に兵児帯の名でよばれた。上等なものには広幅の白縮緬が用いられた。東京で角(かく)帯が兵児帯にかわって用いられるようになったのは1882年(明治15)ごろ以降で、このころから一般化した。
[藤本やす]
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精選版 日本国語大辞典
へこ‐おび【兵児帯】
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デジタル大辞泉
へこ‐おび【▽兵▽児帯】
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