●兵士シュベイクの冒険【へいしシュベイクのぼうけん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
兵士シュベイクの冒険
へいしシュベイクのぼうけん
Osudy dobrého vojáka Švejka za světové války
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デジタル大辞泉
へいしシュベイクのぼうけん【兵士シュベイクの冒険】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
兵士シュベイクの冒険
へいししゅべいくのぼうけん
Osudy dobrého vojáka Švejka za světové války
チェコスロバキアの作家ハシェクの長編小説。1921~23年作。原題は『よき兵士シュベイクの世界戦争中の運命』。オーストリアの支配下にあったチェコで、低能と判定された主人公シュベイクは一兵士として召集されるが、徹底した順応主義、無抵抗主義と持ち前の弁舌で、数多くの難関を切り抜ける。基本的には一種の受難物語であるが、軍隊組織や官僚制度を極度に風刺、愚弄(ぐろう)した内容で、主人公によるまったく愚直な態度での権威の肯定が、そのまま権威を否定する効果を得る。民衆的知恵と抵抗精神を描くこの作品は、文章も多彩で、ユーモアと生気に富むことで知られている。
[飯島 周]
『栗栖継訳『兵士シュヴェイクの冒険』全四冊(岩波文庫)』
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